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心の静かな炎

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40代も半ばを過ぎて、いつの間にか中年と呼ばれる年齢になった。
自分が20代の頃の親の年齢になったかと思うと感慨深い。
私には子供がいない分、なんだか責任感のようなものを持たずしてここまできてしまったような気がしてまだまだ未熟な感じがする。研鑽してもしたりない感じがする。

若い頃に撮った写真、リクルートの「ひとつぼ展」入選の写真。今見返すと写真にはやはり潜在意識や心の奥底を映しているように思う。
その時には全く気がついていなかったことが、ただある。
やっぱりその時に感じていたものや、景色はその時をうつす鏡。

では今の私は何を撮りたいのだろう?
自分の過去の写真を見て思う。

今はスマホというものがあって、昔とはカメラの定義が全く変わってしまったように思う。
誰でも美しく撮れるし、あえて撮影に出かける意味もなくて、日常の何気ないことも共有できる時代になった。それはとても美しいことだし、本来カメラマンがしたいことだったはず。

では私が今カメラを持つことにどんな意味があるのだろう?とここ数年考えている。
そしてありがたいことに、帽子を作ること以外でも写真を求めてくださる場面があって、カメラに頼らずに何にフォーカスしてくのかを改めて考えているところ。

私だけの視点、そしてその人の空気や響きを切り取ることの需要性がさらに増してきた。
写真をやりたいとずっと思っている。
このコロナの騒動のせいで嫌なことや不安なことはたくさんあるけど、色々な感情と向き合うことを誰でもしてきたんじゃないだろうか?
色々とごまかせない時代になってきましたね。

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