よく飲んだ上によく食べた。
私の旅には「食べ物と飲み物」はかなり重要な位置をしめています。
一人旅が多いので、ひとり悦に入っている訳ですが、本当は誰かと一緒にこの喜びを分かち合いたいです。でも突然の旅行ではなかなか付き合ってくれる人もいませんし、合流出来る友だちがいたらラッキーって思っています。
もっと若いときに旅を始めたばかりの頃、ひとりが気楽で本当に「道を切り開いていく」という感覚を生意気にも感じていましたが、今はひとりでいる事よりもよりたくさんの人とかかわり合いを持つ事で「道が開けてゆく」と感じています。
それは国内でも海外でも気持ちは変わりません。
そうそう、この旅ではバスクの美味しいものをたくさん食べました。
いろんな人に美味しいものを聞いたり、時には一緒に食べたり飲んだりもしました。
ひとりでワッサワッサ食べていて、バスクの星の付いたレストランなどには行かずとも、本当に素晴らしい料理に出会えました。
私の性分なのかな。気取っていない小さなお店の料理が一番おいしかったです。
特に美味しかったのは「ちいさいイカの墨煮」。
それから日本でも好きな「クリームコロッケ」。
こっちのコロッケは生ハムが入っていて、これが又もう一度食べたいバスク料理です。
ちょうどいい具合に生ハムが半生になっていて、クリームがほどよくとろけるのです。
夢に出てきそうです。