- 2009年7月11日 00:24
- 日々のこと。
先週は母と一緒に畑へ。
草むしりをしてその後じゃがいもの収穫。
母の友だちにも手伝ってもらって、いもほり。
畑に牛ふんを撒いているせいか、ぶっといミミズ君がたくさんいる。
ヘビじゃないかと思うくらいだ。
じゃがいもはいろいろな種類がある。赤いのやら黄色いのやら。
大きな男爵も。食べ比べるのが楽しみ。
「インカの目覚め」というネーミングのじゃがいもは中がきれいな黄色で甘くてほくほく!美味しい!!!
畑仕事をしていると思い出す事がある。
小学校5、6年生の時の担任がものすごく面白い人で、いつも道徳の時間など畑仕事をやらされた。当時は本当にきつくて、「なんでこんな事をさせられるんだ?」と嫌でたまらなかった。
当時許可が出ていたのか知らないけど、校庭をいきなり開拓させられてクラスメートで耕した。もちろん校庭なのでかなり固く、石ころが山のように出てくる。
校庭の脇には、先生は勝手に古い畳を重ねて腐らせて堆肥を作っていた。
これを私たち生徒が運ぶ。臭くて虫がわいているのが怖かった。
そして信じられない事に人糞をもくみに行った。
今考えてもこの教育はすごかったと思う。バケツでふかふかになった培養土を畑に運ぶ。
両モモの脇はバケツがあたるので青アザになった。
この教育はきっと今の時代許されないだろうなー。だって勉強しないんだから。
今思うとこの先生の教育を受けた事はかけがえのない財産になっている。
そして素晴らしい事に、先生は夏休みの宿題を出さなかった。
その代わりに班ごとに畑の水くれに行かなくてはならない。
その時に出来ていた収穫物は、持って帰って食べて良い。という決まりだった。
本当においしかった。
先生は写真が大好きで、いつもカメラを持っていて生徒達の写真を撮ってくれた。年賀状と暑中見舞いが自ら現像したモノクロ写真だった。
いつもとても嬉しかった。
私が今写真をやるようになって思う。これがどんなに大変な作業だったかを。
今このように情熱を持った先生がいるのか分からないけど、人格形成期にこの先生が担任で良かった。確実に影響を受けていると思う。
ありがとう!古川先生。