パハロは通常営業に戻りました!
銀座での個展にいらしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
年のはじめに一番大きな個展で、毎年ドキドキしているのですが、ここまで続けてこられたのもひとえに、いらしてくださるお客様のおかげです。
帽子を作りながらいつも思っている事は「この帽子はどのかたと結ばれるのだろうなー」、という事。これはある種の祈りのようなもので、とても面白く、つながりを見届ける事で私の大切なものは昇華されたのだな、と思うのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それはとても不思議な事で、個展の初日だろうが、最終日だろうが、必ずその帽子に似合う人がやってくるのです。
物語のようですが、ものは語るのですね。
出来上がったものには自ずと命が宿ります。これは写真でも同じで、私がそこに立った時に見て欲しいと風景が語りかける事があるのです。
これは本当に不思議としか言いようがないのですが、私はそれをシャッターを押す事や、編み物で紡いでゆく事で、残そうとしているのかもしれません。
人々の普通の営みのなかで、私なりの役割を探している途中ですが、とても大切にしたいご縁です。
葉山のパハロは通常営業に戻りました。
のんびりやっていますね。