- 2013年9月15日 15:28
- 旅日記。
今回の旅の目的は秋冬に使う毛糸を染めること。奄美独特の「泥染」で毛糸を染めて来ました。しかしこの行程が本当にたいへん。スーツケースいっぱいに毛糸を持って行ったので、結局丸一日8時間は職人さんと一緒に作業させて頂きました。
大島紬から始まった泥染は、田んぼの泥とテーチ木(車輪梅)の染料とを交互に染めることで完成します。この行程を何度も繰り返すことで濃い茶色っぽい糸に仕上がります。
また途中に媒染を加えたり、石灰をくわえたりすることで色が変化したりするので何かの魔法のようでもあり、実験のようでもありました。
この秋冬はどんどん登場してくる予定ですが、この後にも洗いをかけたり、編みやすいようにかせくりの作業がありますので先はまだ遠いです。