ルワンダに行っていろいろ思った事があります。
人々がとても控えめで優しくて、おおらか。
普通の事のようで、ここに住む人たちはとても悲しい出来事を経験しています。
それも20年足らず前のごく最近の紛争です。
私がそこへ旅をする事が出来るくらい安全で、清潔で、悲惨な歴史が全く想像がつかないくらい平和に思えました。それほど人々は優しくて明るくて、くもりなく感じられたのです。
乗り越えてきた人の強さなのでしょうか。
そこへいくまでは分からない事がたくさんあります。そこへ行ってもわからない事がたくさんあります。今のこの平和が続いて行くことを願うばかりです。本当に美しい国、人。
そんな中で私と同じように手を動かして仕事をする人たちに出会う事が出来ました。
それは見ていても途方もなく遠い!コツコツコツコツ。
作り手の私から見ても遠い!丁寧にかごを編んでいるのですが、素材も固そうだし手の指も皮も痛そう。ものを作っているからこそこういう作業の大変さがよくわかります。かごの柄は見た事もない形と色。なんか少し私の帽子の形に似ています。
皆さんが集まって作業するこの建物に刻まれているのは、銃痕です。本当に痛ましい。でも今はこうしてじっくり作業できる事、幸せな光景に映りました。
手を動かして集中して作業が出来る、その重みが私とは全然違う。比べても仕方のない事だとわかっていても、やはりその尊さを思わずにはいられません。
来週からパハロで始まる「ルワンダフェア」では少しですが彼女たちが丁寧に作ったものをご紹介します。私は雑貨屋さんではないので、手に持てる範囲で、すこしだけルワンダの風を持ち帰りました。旅と、ルワンダの空気を少しでも感じてもらえたら嬉しくおもっています。また手に取る事で遠くの国を思う事が出来るって幸せな事だとおもいます。
ルワンダフェア
3月14日(木)〜24日(日) 火・水曜日は定休日ですが、
20日(水)祝はオープンします。
11:00〜19:00