- 2011年9月12日 16:47
- 旅日記。
長崎の西に位置する五島列島の小値賀島。
その隣の野崎島にも船で渡りました。教会が素朴で美しい。むかし隠れキリシタンの方が住んでいた島です。美しい島のみどり。海のあお。今では無人島になった野崎島。小値賀で育った朴訥なガイドさんが島を案内してくれます。おだやかー。
今この島では400頭の鹿が棲息しています。人はいません。
この島には神社もあります。この島の最後の住人は神主さんだったそうです。
文化は入り交じって、島にはまだ生活のあとがそこかしこに見えます。
そこで遊ぶ私たち。少し複雑な気持もします。でもそう言った自然全てを体に取り入れて来たような気がしています。
長崎で一泊して佐世保まで2時間くらい。高速船で一時間半。フェリーだと三時間もかかります。
本当に海外に行くよりも遠いです。
でもだからこそ守られていることが多いんだな、と島に行って実感。
ここに行きたいと思ったのはずいぶん前だけど、何をきっかけにしたかは忘れた。でも旅に出るときにはいつも前から気になっていた場所がふと浮かび上がって来て、そのタイミングが積み重なるとフワッと旅立って行く事が多い。流れに身を任せていると自然と情報が流れてきて、軽やかに旅に出て行く事が多い。
これは普段の生活の中にも言える事で、旅と生活の距離は区別していない。
下手に無理すると何事もうまく行かない経験があるので、いつも流れに身を任せるようにしている。
小値賀では本当に島の暖かさに触れた旅。
美しい自然と島の人のやさしいほほえみ。自転車こいで海でひと休み。
喉が渇いたら港でビール。お腹がすいたら島のご飯をいただく。
なんて贅沢なんだろうなー。