Home > 食いしん坊。 > DALIA食堂

DALIA食堂

dahlia10.jpgdahlia12.jpgdahlia9.jpg
この日は野菜がたくさんのったクスクスと、鶏肉とレモンのタジン。タジンはモロッコ独特の形の鍋で、上の部分に蒸気がたまるように出来ていて、何時間も弱火で煮込む。
そうすると、肉も野菜もクタクタになって味が凝縮される。
新鮮な野菜のサラダや、モロッコ料理定番のハリラ(マメのたくさん入ったトマト味のスープ)などを頂いた。モロッコでは宗教上の理由からお酒を飲んではいけないんだけど、こちらではなぜかmade in morokko のビール「casablanca」があったのでそれを飲んだ。

クスクスもモロッコに行く前から好きだった。モロッコでは金曜日に食べる。モロッコでは金曜日はモスク(寺院)にお祈りに行く日。
旅に出るきっかけというのは、じわじわといろいろな事が積み重なってあふれ出したときに飛んで行く!っていう感じ。
手に取った雑貨がmade in morokkoによくあたったり、旅の本から影響される事も多い。
パウロコエーリョの「アルケミスト」は若い頃に読んでいて頭の片隅の「旅する光景」としてずっと残っていたし、大竹伸朗「カスバの男」で決定的に行きたくなった。

モロッコの空気は本当にのんびりしていて、この空気に身を任せられない人はきっとイライラするだろうと思う。でも一度このだらだらを味わうと、それが普通になってしまうし、たまに焦ったりしていると、「どうしたの?」って顔をされてしまう。

いつもおおらかにすべてを受け入れてくれる空気は、宗教の影響が強いかもしれない。
何でも「インシャアッラー(神様のみぞ知る)」で事が進んで行く。計画を立てるという事をあまりしない。

ダリア食堂ではそんな空気を思い出す。
dahliahiroko.jpgdahliasiho.jpg
モロッコにいた時と同じように、皆でご飯を食べてボケーッとして、一日の終わりに大切な友だちとたわいもないおしゃべりをして家路につく。
こういう日々が特別じゃないのが良い。


Home > 食いしん坊。 > DALIA食堂

Search
Feeds

Return to page top