旅日記。

お伊勢さん

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母が還暦を迎えたので、誕生日プレゼントを何にしようか?と考えていて、ずっとがんばってきた母には物よりも「のんびりとした時間」が良いのではないかと計画した旅のプレゼント。
「どこに行きたいかー?」と問うと「伊勢に行きたい」との事。
母も私も日本はほとんど旅しているけど、伊勢は二人とも初めてなので、わたしもプレゼントながら便乗させて頂く。
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私も母も自称晴れ女ですが、残暑厳しすぎ!でも最後の夏を楽しめて、汗だくだけど良い旅でした。
暑いけど伊勢神宮は神聖な空気。そこにある木々の美しい事。そこに光が射す様はやはり神々しくて。神様はいるなーと思わせる風景がたくさんでした。
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お参りはもちろん、食べ物は忘れません。太ーい麺の「伊勢うどん」やら、赤福本店にて「赤福氷」、松坂牛しかり。帰りは名古屋に立ち寄って「ひつまぶし」まで頂いて、女同士の危険な旅を楽しみました。
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母は還暦を迎えながらも、日々働いていて素晴らしい!
毎日毎日一生懸命に働いてるこの人を見ていると、本当に尊敬してしまう。
私がもしも母になったときに、この人のように生きられるか?と本当に感動してしまうけど、母だからそうなのか、この人だから出来たのか、不思議で仕方ないほど輝いていると思う。
母は偉大だとよく言ったものだけど、私はこの人以上に頑張れる自信は無い。
でもこの人の血を引いていると思うととても誇らしい気持ちがする。
母は還暦過ぎてもバリバリ働いて、毎日楽しく過ごしています。
私もこんな風に生きて行きたいと心底思います。
人生で一番尊敬する人。ありがとう!

島に感謝。

小値賀船1.jpg最後の日、空が晴れてまだまだ帰りたくない。
「海にいこうか」それとも「釣りをしようか」、「丘から夕日を眺めようか」って今日も過ごしたい。
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そして船に乗って帰るのがちょっとせつない...。
島を離れるともうすぐに恋しい。
島の人やお世話になった人が見えなくなるまで手を振ってくれる。悲しい。
奄美でも、沖縄の離島鳩間島でも、黒島でも、東京の大島でも、先日行った初島でも。
島のゆったりとしてあたたかい空気が大好きで、離れたくないと思う。
それでも家に帰るのは絶対にまたここに帰ってくると思えるから。
その空気が体に宿ったから。
「だから寂しくないんだ」、と言い聞かせて日々を過ごす。

島のたべもの

やっぱり食べる事は大事です。
旅とかあんまり関係なく、食べる事は日々の楽しみ。
そして精神と体を作ります。大げさだけど本当です。
旅に出たなら土地のものを食べるのがいちばん!
藤松.jpg今回の旅では古民家レストラン「藤松」さんにてゆったりとした夕食。
私は常々今が一番楽しくて、昔に戻りたいと一度も思った事が無いのですが、この時こそ大人になって良かったと思った事はありません。「結局食べ物かい!」って感じですが正直な感想です。
私たちはそこにある時間も味わっていました。写真は「藤松」よりデリバリーの朝ご飯。土鍋で炊いたご飯を始め、地のものを使った贅沢な朝食。宿まで運んでくれるのでゆったりとした時間をすごせます。
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そして別の日。
たべもの縦1.jpg島のお鮨屋さん「平六」でお昼を食べてその新鮮さと美味しいお鮨にビックリ!また別の日の夕食にもでかけました。ご主人が本当に優しくて、私たちの食いしん坊ぶりを察したのか、お土産に小値賀の新米採れたてのおにぎりを持たせてくれました。
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食べたあとだって言うのに、宿でまたパクついてしまいましたとさ。
また別の日。
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今度は島のお家におじゃまして小値賀の郷土料理を頂きました。
島では民泊というシステムがあり、普通のお宅に宿泊する事が出来ます。約40件ほどの民家さんが登録しているそうです。
今回はプチ民泊させて頂き夜ご飯を頂きました。
この料理が食べた事の無いものばかり。カボチャと粟を混ぜた「ぼうぶらぞうせ」というお餅のようなぽってりとした料理。イカスミと小松菜を和えた真っ黒くてコクのあるふしぎな一品。大きなサザエなど。おじゃました山田さんちのよし子さんが丁寧におもてなしをしてくださいました。
特にこの時期の旬、黒いイサキが美味しかった。
島では「イッサキ」と呼ばれ、築地あたりでは「値賀咲(チカサキ)」と呼ばれる高級魚だそうです。
贅沢でお腹いっぱい!
心のこもった素晴らしいご飯。楽しいひとときを過ごす事が出来ました。

古民家ステイ

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今回の旅では絶対にはずせなかった古民家ステイ。
古民家を再生させたのはアレックス・カーさん。
昔むかしこの島は捕鯨や鮑漁などで栄えていたそうです。
その大きなお屋敷は時間とともに朽ちていきました。それでも島にこのお屋敷は残ったまんま。アレックスさんはその時間を受け継ぎながら今に繋げました。
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ここに泊まる時にお世話になったのは新潮社「」。いつも好きで見ている雑誌です。
旅を計画していたときに編集長さんがキカの帽子の展示にいらしてくれました。そしてまたいろいろな情報を頂いて旅の計画を練る事が出来たのです。本当に嬉しい。その後もinu it furniture.ご夫妻が小値賀に旅をした話しを聞いて不思議とつながっていきました。
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私たちが泊まったのは「鮑集」と「親家」。どちらも素敵なお宿で選べなかったので島の中でハシゴです。
鮑集はアワビを集めると書きます。昔アワビ漁で財を成したお屋敷です。
港を見渡しながらの朝食。素晴らしい。
親家は昔の武家屋敷。広い。そして重厚。
どのお宿も一棟をまるまる貸してくれるので滞在中は自分の家みたいです。
宿の案内で面白かったのが、「その古さ故に、お客様によっては生理的にご辛抱いただけない昆虫類が現れる事もございます」というくだり。
確かにそんなものは現れましたが、ここは自然の中。ちょっと騒いでしまったけど友人に助けてもらいました。それには変えられないくらいゆったりとした時間が流れています。
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興味のある方はこちら。小値賀アイランドツーリズムさんが暖かく迎えてくださいます。

小値賀島と野崎島

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長崎の西に位置する五島列島の小値賀島。
その隣の野崎島にも船で渡りました。教会が素朴で美しい。むかし隠れキリシタンの方が住んでいた島です。美しい島のみどり。海のあお。今では無人島になった野崎島。小値賀で育った朴訥なガイドさんが島を案内してくれます。おだやかー。
今この島では400頭の鹿が棲息しています。人はいません。
この島には神社もあります。この島の最後の住人は神主さんだったそうです。
文化は入り交じって、島にはまだ生活のあとがそこかしこに見えます。
そこで遊ぶ私たち。少し複雑な気持もします。でもそう言った自然全てを体に取り入れて来たような気がしています。
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長崎で一泊して佐世保まで2時間くらい。高速船で一時間半。フェリーだと三時間もかかります。
本当に海外に行くよりも遠いです。
でもだからこそ守られていることが多いんだな、と島に行って実感。
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ここに行きたいと思ったのはずいぶん前だけど、何をきっかけにしたかは忘れた。でも旅に出るときにはいつも前から気になっていた場所がふと浮かび上がって来て、そのタイミングが積み重なるとフワッと旅立って行く事が多い。流れに身を任せていると自然と情報が流れてきて、軽やかに旅に出て行く事が多い。
これは普段の生活の中にも言える事で、旅と生活の距離は区別していない。
下手に無理すると何事もうまく行かない経験があるので、いつも流れに身を任せるようにしている。
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小値賀では本当に島の暖かさに触れた旅。
美しい自然と島の人のやさしいほほえみ。自転車こいで海でひと休み。
喉が渇いたら港でビール。お腹がすいたら島のご飯をいただく。
なんて贅沢なんだろうなー。