旅の写真展 Travessia

久しぶりに写真展を開催します
Travessia トラベシア
黒田真琴 写真展
2026年5月26(火)〜6月7(日)
※6月1日月曜定休
open 10:30〜20:00
〒337-0001 埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856
tel 048−686−3620
埼玉のcafe&gallery 温々(ぬくぬく)さんです。
以前詫摩まりさんのお声がけで3人展をさせてもらったことがあるのですが、その時は帽子の展示でした。
そして今回は念願の写真展です。今までは帽子の展示と同時に開催することが多かったのですが写真だけの展示になりますので、制作に力を入れています。
ずっと今年は写真に力を入れたいと思っていた矢先に写真展のお誘いをいただいたので、ありがたいタイミングとなりました。
昔実家で暗室作業をしていた時は暗室がないので夜にお風呂場まで機材を運んで、朝明るくなるまで作業をするのが常でした。
2025年に「写真に力を入れたい」と再び暗室を作ることにして、自宅で作業を始めた折に(事業者登録しております)このお話をいただいたのは不思議なご縁というのか覚悟が道を作るのか、大変嬉しい出来事です。
Travessia(トラヴェッシーア) とはポルトガル語で「道・人生・横断」英語ではCrossingを指す言葉で「海を渡る」「人生の旅路」というような意味も含まれます。
ブラジルの歌手ミルトン・ナシメントの同タイトルの曲がたまたまラジオで流れて、切なくて美しい曲が旅を想わせました。実際は失恋の唄のようですが旅は常に切なくて、何か心の痛みが失恋に似ているような気もします(ひとり旅が多いからかもしれません)。輝ける日々を背に次の地に向かっていくのは別れから生まれ変わる痛みのように感じるのです。ずっとそこにとどまることはある意味「楽」なのですが、あえて次を目指して歩んでいくことこそが旅の醍醐味でしょう。それはまさに人生にも似て、写真にはその痛みをも美しく変容させる力があるように感じています。
旅の中で、自分の人生というよりは色々な生に触れてシャッターを切ってきました。風景も動物も人も全てを同じものとして捉えています。
旅では常に出会いと別れがあり、限られた枚数しか撮影できないフィルムには儚さと時の大切さを教えられます。
時の流れとともに旅は終わりますが、印画紙に焼き付けるときまた新たな旅が始まります。誰の心にもある何気ない想いがお互いに響くことがあれば大変嬉しく思います。
今回の展示では約20年ぶりに再訪したモロッコの写真を中心に旅の記憶をたどります。ラクダを飼っているハミッドさんご家族と会うことが目的だったのですが、変わらずに暖かく迎えていただいて、本当に感謝しています。
「何もないのに全てある」20年前に感じた衝撃が今もそこにありました。
今回はその写真を中心に今までの旅の記録を発表したいと思います。全てフィルム撮影手焼きで制作しています。ゆっくりとご覧いただけましたら幸いです。
温々さんのcafeのご飯が本当に丁寧に作られていて美味しいです。ぜひcafeのお食事とともに素敵な時間をお過ごしくださいね。




