立春

春が立つなんてなんだか美しい響きです。
すっと背筋を伸ばして春がやってくるのを待つ気持ち。
アトリエで作業していると、日が長くなったのを感じられてとても嬉しくおもいます。
私にとって、旧正月がお正月っていうのは毎年のことになっています。やっとのんびりして、新しい気持ちを迎えています。
今年もさあ始まった!って感じなのですが、今年はどうなるのか、予想がつかないです。
いいことも悪いことも予想がつかないものですが、流れに身をまかせるのが一番いい道だというのは体が知っています。
昔は今が立春だなんて知らなくて、「ただ寒いだけで嫌だなー」なんて思っていましたが、いまはそんな季節の流れにも、芽吹きを感じたり、移ろってゆくことの美しい儚さを感じたりもします。年齢を重ねることはただ年を重ねるだけではなくて、いろいろな感受性を違った側面で見られるんだ、ということにも気がつきますね。
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パハロには春の色の暖かな帽子や、麻などの軽やかな素材の帽子も少しずつ追加されています。是非また早春の葉山にいらしてくださいね。
また、金沢の展示もワクワクしています。

デパートメント CHIGASAKI!

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金沢での展示がもうすぐです!
ガラス作家のblack coffeeさんが企画してくれました。
彼女は茅ヶ崎でお店兼工房を持っていたことがあり、今は金沢在住ですがずっとつながっています。昨年のコラ帽展でも、かわいいブローチをたくさん展示させていただきました。
金沢はずっと行きたいと思っていたのですが、なかなか足を運べずにいたので、とても嬉しい企画展となりました。
私は2月21日(日)から2泊の予定で金沢です。
金沢の皆様ともお目にかかれるの楽しみにしています。
ふらーっといらした方は一緒に美味しいものでも食べましょう!(もちろん飲みも!)
『デパートメント CHIGASAKI』
プロデュース:black coffee
2016.2.20 (sat)~2.28(sun)
10:00~18:00
定休日 水曜
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DMご希望の方〒、住所、氏名をご明記の上、メールにてメッセージをくださいませ。

アネモネはにょきにょき生える

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アトリエの小さなベランダには去年ご近所のガーデナー草庭さんにお願いして、鉢植えを作っていただいた。あまり手のかからない、タイムやその季節のお花を植えてもらっていて、タイムの鉢はほったらかしで一年が過ぎた。
そのタイムの鉢からはにょきにょきと草が生えてきて、「なんだろうなー、この草は?」と思っていたら、アネモネが花を咲かせた。そうだった、タイムの鉢にはアネモネも寄せ植えしてもらっていたんだー。にょきにょきと次から次へと生えてくる。
1年が過ぎて思い出すなんて、花は素晴らしい。人間にはこの周期はあるのだろうか?
この1年の間にも、人知れず養分を蓄えて美しい花を咲かせるなんてね。誰に主張するわけでもなく、自分の出来る限りのことをただしているだけ。
花を咲かせるって人間にとってはなにかな?
さあ、春がやってくるよ!

Lama coffee

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お店をやっていて、作業をしていて、ひとりで何もかもをしていると、休日というのがない。納品も、集金も、仕入れも、営業も細々したお金のこともしなければならないので割とのんびりしているように見えて、年中バタバタとしている。自転車操業というやつです。
それでも1月の展示が終わって、確定申告のことなど「まだ間に合うかな」と遠くに置いておけばお休みっぽくもなる。春の帽子も作りたいし、写真のことをするチャンスでもあるけれど、お休みっぽいことをしたい。
先日は自宅からママチャリを漕いでLama coffeeへ。以前は原付があったのであっという間だったけど、30分くらいかかったかな。
ラマでは今、版画家の高根さんと、ショップcardを描いてもらっているMARUUさんの展示をしていて、それも見に行きたかったし、コーヒーもいただきたかった。
お二人のパワフルでいて和む展示で、ラマの空気にぴったりだった。
いつも行けばそこにある場所ってとても貴重で、行けば店主にあえるのはなんだか心の拠り所である。
でもそのラマが2月23日までの営業だという。
さみしい。頻繁に行けなかったけど、いつもDMを置かせてもらったり、コーヒー豆を買ったりしていた場所。個展もさせてもらったし、「帽子と朗読」という菜文さんとやったイベントは今でもとても素敵なイベントだったと思う。
でもやはりいちばんは店主のよしくんの人柄。そこに魅かれてくる人がたくさんだと思う。
お店ってきっとそうだな。魅力的な店は人がいい。逆に居心地の悪いお店は仕事に愛がない。
私がある人に恋をしていた時、よしくんに相談したら「自分の鼻の頭と相手の鼻の頭をくっつけるといいですよ。挨拶みたいに。」と言われたことがあって、爆笑した覚えがある。
「そんなこと出来るくらいならとっくに付き合ってるし!」と突っ込んだけど、よしくんは割とその話を真面目に答えてくれていたので、面白すぎた。今でも時々「誰かとそんな風にしたら恋は実るのだろうか?」と思う。次回、試せたらしてみよう。
いつもいい距離で、話したい時には話を聞いてくれて、ほっといてくれる時はほっといてくれた。そしてそういうお店はなかなかない。
地元茅ヶ崎ではkalokalohouseも閉店してしまって、なんだかさみしいけど、それにはちゃんと次があるし、今まで培ってきた縁はもっと大きな広がりを見せてくれるのだと思う。
そこにある場所がなくなるのはさみしいけど、これからはもっと広く繋がるんだろうな。
私もいつどこに行くかわからないけど、日々丁寧に仕事をして、そんな風に愛される場所を作りたいな。
また2月にコーヒーを飲みに行こう。

虹色の雲

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1年でいちばん大きな個展を終えて、なんだかこの時期はいつも気が抜けた感がある。
何をしていたんだか思い出せないというか。
気の向くままにご近所をプラプラ。行きたい場所や会いたい人に会いに。
何が贅沢って、そういう時間を持つことが本当に贅沢だとおもう。
昨日はバスに乗っていて、窓の外の行き交う車をボケーっと眺めていた。その車の窓に虹色の空が映っていて、上を見上げたらきれいな虹が見えた。
携帯ばかり見ているもんじゃないよな。
バスを降りて歩道橋に上がってひとりじっと、虹が消えるまで空を眺めていた。
空には気持ちよさそうに鳥が回遊していて、奇跡のような感じがした。
いろいろと迷うことや、嫌なことや、立ち止まってしまうこともあるけれど、今は今でしかなくて、やっぱり美しく、はかない。
なかなかうまくは行かない世の中だけど、大切なものを大切にして、伝えられることは伝えなきゃと思う。
今年は写真にも力を入れたいな。そんな景色の下にいて、ふと思った。