新潟のお祭りから帰って来ました。
短い期間だったのに、これは海外に行くのと同じ位のカルチャーショック。
人間と自然、動物との調和を感じた旅でした。
改めて私は人間の生活、美しい営みを撮りたいのだと思いました。
いつも海外の旅では「ひとりウルルン滞在記」。
それから「ひとり世界ふしぎ発見」。
または懐かしいところで「ひとりなるほど・ザ・ワールド」。
って感じでしたが日本も全然変わらなかった。
以前新潟の大震災で大きな被害にあった旧山古志村(現在は長岡市)。
友人のお誘いで種苧原(たねすはら)地区でのお祭りに行って来ました。
ここでは錦鯉が有名だったし、牛の角突き(闘牛のようなもの)は伝統として残って来たのでそれを守ってゆく人々の絆を肌で感じた旅です。
初日はその「牛の角突き」のお祭りへ。空に寄付金の半紙がはためいています。
牛は戦う為だけに飼育されているそうです。
これは大迫力。男達と牛のかっこいいこと。
最後まで戦わせる事はしないところが人間と牛の絆です。
ある程度戦わせたところで、人間達が足に紐をかけたり角を掴んだり、鼻っ柱を押さえたりして牛を引き離します。この一瞬の呼吸も見どころです。
こういうものは絶対に守らなくてはいけないでしょう。村人のその気持が伝わって来ました。
大きくて怖いんだけど本当は優しい目をしている牛さん達。
名前も実は可愛くて山古志ハッピーくんとか、魚沼まもる君とか。
戦う時の目と普段の目が全然違います。
かなり近くで見る事が出来て、ずっとシャッターを押していました。
どこにいても逃したくないものがあります。