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2017年2月 Archive

みねあゆみさんからのギフト

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フラワーアーティストのみねあゆみさんから、素敵なプレゼントが届きました。
可愛いチューリップがたくさんです。心のこもった贈り物は本当に元気が出ますし、愛に溢れています。
こちらは残り少ない葉山のpájaroにいらしてくださったお客様にプレゼントしています。お好きな色を選んでくださいね。

フラワーアーティストのみねあゆみさんとは、葉山に来てから知り合いました。
お花だけではなくて、茶懐石のお料理教室もされていて、二足のわらじで私と同じような感覚の持ち主です。
美意識や価値観が似ていて、物事の美しさを引き出すことが得意で(それは醜さの中にも)、なんだか前世で双子なのでは?って思うんですよね。

今までの葉山でも楽しい企画をして来ましたが、鎌倉でも一緒に楽しいことをしてゆこうと話しています。

葉山のpájaroは28日(火)までです。
12:00~18:00 open

ぜひいらしてくださいね。お待ちいたしております。

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与えられた時

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春色の軽やかな帽子が仕上がっています。
葉山のアトリエpájaroもあと少し、この場所を惜しんでお客様がいらしてくれてとても嬉しいです。ここでご縁があったお客さまはきっとこの先もご縁のある人。
「袖振り合わすも他生の縁」です。

葉山、駅からバス、3階の店舗という相当なハードルを乗り越えてこの場所に来た人はこの場所に共鳴して来た人です。絶対に前世か未来の生でも繋がってる人だと思います。
本当に面白い出会いがたくさんありました。

場所に惹かれるのは本当にご縁ですね。葉山に来たのは大切な人と出会うためだったと思います。
鎌倉の店舗に移転するのを決めたのもこれもご縁です。人って準備が整った時に色々なことが差し出されます。
でも準備が整っていないと、そういうことはやってきません。

以前BS-TBSの放送で2週にわたって放送された、ぐっさんこと山口智充さんがMCの番組に紹介されたことがありました。そしてその放送を見て遠くからやってきてくれたお客様がたくさんいました。それを見て未だにいらしてくださるお客様がいるのはありがたいことです。

その番組を見たあるご婦人、抗がん剤治療をされているそうで私の帽子を遠くからお求めにいらしてくださいました。
どの帽子もとてもお似合いで、「気持ちが明るくなる!」と言ってたくさん選ばれて帰りました。以前も同じような悩みを抱えているお客様から、「治療している間にもオシャレをしたい」と、本当に喜ばれたのは、私がこの仕事をはじめて予想もしなかったことでしたし、本当に嬉しかった出来事です。抗がん剤治療をしている友人にプレゼントしたいと選んでいただいたお客様もいらっしゃいます。
私の帽子は「いつも楽しい気持ちで過ごしてもらいたい、そしてそれを見た人もなんだか幸せになる」、そんなことを思って編んでいるので、伝わっているのがとてもありがたかったです。

そしてそんなお客さまが少しずつ増えてきて、3階までかなりの苦労をされて登って来られるのが心苦しく思ってきました。エレベーターやエスカレーターははつけられないし・・・。
さらにご年配のお客様、松葉杖のお客様、小さなお子様を連れてベビーカーをお持ちのお客様。たくさんのお客様にいらしていただけるのはありがたかったのですが、3階が少し心苦しく思いました。手すりは付いているのですが、皆さん自分の力で来ようとするので私がお手伝いできないのです。
1階の店舗なら中から見えるから、ドアを開けるとかのお手伝いはできますよね。例えばお客様があらかじめ電話してくれたりしたら手伝えるのに、と思っていたんです。でもそういうお客様に限って人に頼らないで自立していらっしゃる。

3階だからこそ、このゆったりした空気感に皆様をお迎えするのは嬉しいことでした。
でも体の心配や階段の心配なしで門戸を開くこともいいのかな、と思い始めた矢先に鎌倉移転の話がやってきました。

今度移転する場所は小山千夏さんのお店「旧fabric camp」です。現在千夏さんは鎌倉のご近所の雪の下、もっと広い場所に移転されるのです。3月3日オープンです(早い)!
そんな素敵な場所に私が入らせていただくことは、本当にありがたいことです。移転のタイミングで、お声をかけていただいたこと、バトンタッチな気持ちで頑張ろうと思います。
私はいつも色々なことをあんまりきっちりと決めていないのですが、身を委ねていると、現実が現れてくる。

旅に似て、何か苦しい状況になると必ず救いの手が差し伸べられる。でも必死で探し求めているわけではなくて、ただそこにいるという選択をしているだけなんです。

旅の途中、たくさんの人に出会います。中には騙そうとする人もいるし、騙されても笑って許せる人もいます。写真のシャッターを切るときも同じ。ここに自分の心が本当に動いているのかが、指先一つの感覚なのです。
これが第六感なのかもしれません。委ねることで見えてくる自分へのお便りだと思っています。

葉山のpájaroは2月28日(火)までの営業です。この場所も私の作るものに共鳴した大切な場所です。
おやすみなしの営業ですので是非いらしてくださいね。お待ちいたしております。

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あと少し。

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こんにちは。葉山のpájaroもあと少しの営業となりました。
残り少ない日々を大切に過ごしています。
いらしていただいているお客さまには口々に「さみしい〜!」と言っていただけて、ありがたい限りです。この前の店舗もそうでしたが、やはり場所って魂がこもるんですよね。
とても愛された場所だと思います。

思ってみたら、前の店舗は2階、今回の店舗はまさかの3階でかなりのチャレンジャーですよね。だからこそ、この場所には本当にアンテナが共鳴する人だけがきてくれたのです。
この場所で出会った人はきっと深いご縁のある方だと思いますし、これからもずっと繋がってゆく人なんだろうな、って思います。

今日はとっても可愛いおばあちゃまがいらしてくださいました。
3階ってだけで大変なのに、「頑張ってね」って栄養ドリンクまで持っていらしてくださいました。とても品の良い、日本語の使い方が美しい方で、私とお話をしにいらっしゃるのです。ゆっくりと腰掛けて、戦前の話や子供の時の話を楽しそうにしてゆかれます。
お店がなくなるのを惜しんでくれて、またお店が閉まるまでの間にいらしてくれるそうです。
こういうつながりは葉山だったからだと思います。先日は天皇皇后さまがご静養に来られている時に、一緒に手を振りに行きました。その方も、皇后さまのような美しい笑顔をなさる方で、きっとこれは葉山が作る空気感なんだろうなとなんとなく思いました。

たくさんの色々な世代の方に愛されました。小さなお子様にもとても喜んでもらえたり、子供たちには夢を与えたようです。キラキラの笑顔で「また来るね!」って言ってもらえたのは嬉しかったな。

美しくて愛のある手仕事が、この場所を通じて伝わったことが何よりのギフトでした。
今日は可愛いおばあちゃまが、子供のようなキラキラの笑顔で私に会いに来てくれたことが、この場所を選んでよかったと心から思える出来事でした。

あと少しの間ですが、皆様のお越しをお待ちいたしておりますね。

定休日 火・水
open 12:00~18:00

最終営業日の28日(火)は営業いたします。

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寒いけど春を感じて。

今日は寒かったですね〜。みぞれまじりでしたが、こんな日こそ軽やかな春色の帽子を被って元気にお出かけしたいものです。
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2月はぐっと冷え込むけど、梅の花も咲いたりして気持ちも春に向かって嬉しくなります。
pájaroでは、毛糸でも春色の優しい色合いの帽子や、コットンや麻の帽子もご用意しております。ぜひ色々とかぶって見てくださいね。
先日は関西のお客様から電話でお問い合わせいただきました。「関西の方でも展示はしませんか?」というありがたいお問い合わせです。しかし何せ手編みの帽子は時間がかかって、本当は色々な場所で展示をしたいのですが、なかなか出来ないのが現状です。
でももう少し先になりますが、もっと帽子の勉強をしたら色々な場所で展示ができると思いますので、しばしお待ちくださいね。
ブログの中の写真で気になるものがあれば、お送りすることもできますが、私の作る帽子はかぶってみると見た目と違った雰囲気になるのが特徴です。いろんな角度でかぶってみると一つの帽子とは思えないような表情があります。なのでもしも送らせていただくときは、そこをご理解いただき、楽しんでいただけましたらと思いますよ。
実際にお店にいらしていただくのが一番ですが、質問などにはお答えできますので、そのときはお電話かメールくださいませ。

さてさて、葉山のアトリエpájaroも2月いっぱいの営業です。日に日に寂しい気持ちでいっぱいですが、ぜひこの場所にも会いにいらしてくださいね。
お待ちいたしております。

火・水定休日
12時〜18時オープン
2月28日(火)の最終日は営業いたします。

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旅のルーツ、自分のルーツ。

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最近は旅に出ることが少なくなってしまって、その代わりにお店のことで色々な人と出会ったり、新しいことを考えたり、未知のことを想像したりしています。
私には何が大切なのかというと、流れていることです。
「流浪の民」は安住の地を得ることはできないのでしょうか。
私にとっては流れて行くことが安住なのかもしれません。
40代独身、女性。不安がないわけはありません。
パートナーがいたらどんなに気持ちが安らぐかなんて思いますが、やっぱり自分の足で立つことは大切なんだと思います。もしパートナーができたら、お互いが自立できていることがいい関係かな、と思います。
多分、私は日本人の普通ではないんだと思います。「自由」が失われるのが最も嫌。
普通なんて誰にも当てはまらないことですけどね。

私の両親は離婚していて、現在父とは連絡を取っていません。
なぜなら父に対する尊敬がなくなってしまったから。血を引く親を尊敬できないのはとても悲しいことです。でも今の私には血に関係のない大切な人たちが周りにいるので、大したことではないと思っています。
どうして父に対して尊敬がなくなってしまったのかは、やはり自分が大人になったということでしょう。その当時の父の年齢に近ずくと、「あー、その頃それしちゃったのねー。」って感じで残念感満載です。
父は20以上も離れた私の同級生とお付き合いしてしまったり・・・、離婚してからも母にお金を借りたりしました。本当に恥ずかしい人だなー、と思います。
当時の私は色々なことを広い心で受け止めようと必死でした。
多分、自分のルーツを大切にしたかったのかもしれません。当時は父のことを好きでしたし。今思うと健気だな、と思います。我慢しなくても良かったな、と思います。

でも旅に憧れたのは父の影響が多いとは思っています。私が高校生の頃、父はまだ40代前半でした。当時は時代も良かったでしょう、父は安定したサラリーマンをやめて退職金の一部を養育費として残して「旅に出る」と去って行きました。
でも当時はすでに両親は離婚していたので、スリランカに行くと言って旅に出た父にみた印象は「面白い人だなー」という感覚でした。

今自分が40代になって見て、私は結婚もしていなくて子供もいないけど、家族という単位は大切にしたいなーと思うのです。父は家族ということは大切にできなかったんだと思います。でも自分の夢を実現することは必要なことだと思うので、「良かったよねー」と思うのです。
自分が40代になってみると、思い切ったな〜とは思うけど、尊敬はできないかな。(笑)。

だからこそ、母の凄さが輝かしい。
普通に定時で働いて、帰ってきてご飯をつくったら、また深夜まで働きに出て私の養育費や大学卒業までの進学費もまかなってくれました。
その母を若い時には尊敬できなかったことが、本当に申し訳なく思うのです。
今の自分にそんなことができるのだろうか?と照らし合わせると、やっぱりすごいなって尊敬の念でいっぱいです。

母のようにおおらかに、強く、優しくありたいと思います。自分より子供の幸せを一番に考えた母は、やはり私の一番尊敬する人です。

男女のことは色々あるけど、家族という単位をもしこれから自分が作るのだとしたら、自分よりも大切になるものが増えるのだろうと思います。

大人になってわかることってたくさんある。
悩んでいた昔の私に伝えたい、「苦しいとか悩んでいることははいつか糧となって大切な人にたくさん出会えるよ」ってね。
だからもし、色々と悩んでいる人がいたら、「大丈夫」って伝えたいと思いますよ。

そうそう、母とは帽子の勉強を始めたので、いつか二人でお仕事ができると思います。
その日を夢見て、日々を頑張って行きたいと思います。

流れゆくままに旧正月。

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私のお正月はいつもお仕事で、やっとのんびりできるのがこの旧正月明け。
色々な物事が落ち着いて、やっと次のことを心新たに過ごすことができます。

そして2月も始まりました。
2月は私の誕生日もあるので、気持ちも新たに前を向いています。
歳を重ねることも、「としとった!嫌だな〜」、なんて思ってしまうこともあるけど、よくよく考えると、大切な人にたくさん出会えて、たくさんの人に応援されて、やっぱり今が一番いいな、って思えます。

葉山のお店もあと一ヶ月だと思うと、寂しい〜。
ここでは本当にいいご縁に恵まれて、この場所を大好きだと言ってくれる人が多かったので、私も心が切ない〜。
でも、あらゆることは移ろいゆくので永遠はなくて、その時々で大切なことは変わってゆくのだなという実感があります。
人によっては家を買うとかで、その場所を一生だと思うかもしれないけれど、私はあまりそういうことは考えていません。
その時々で一番面白そうな場所に身を置いて、時が来たらパッと離れる。

導かれるように、旅と同じく軽やかに物事が動いていくことで、信じる道に繋がるような気がするのです。

これが男女の話になると、複雑ですけどね・・・。
それはさすがにないですよ(笑)

さあ、あと1ヶ月、是非葉山にいらしてくださいね。
この場所には特別な思い入れがあります。皆さんにもぜひこの空気を感じていただけたらと思っていますよー。

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