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頸椎のねんざ

事故にあいました。
展示2日目、鎌倉キカに原付を走らせてると突然左折してきたバンにぶつかれて救急車で運ばれました。
幸いにも命に別状は無く(今のところ)、頸椎のねんざと骨盤と腕の打撲などですみましたが本当に恐ろしかった。頭と首を強く打って一瞬死んだと思いました。
その瞬間に通りすがりの人にたくさん助けていただきました。
今その時のお礼が言いたいのに、皆さんの連絡先は分かりません。
救急車を呼ぶ人、警察を呼ぶ人、倒れていた私の為に日傘をさす人、安心させる為に肩にずっと手を置いてくれた人。感謝の言葉しか出ません。
意識はしっかりしていたのですが、体の痛みで余裕も無く、お礼を言う事さえ出来なかったのが心残りです。


今まで免許を取って15、6年経つと思うのだけど、こんな事故は初めてです。
何せゴールド免許ですし、私のバイクはスピードは出せないので常に法廷速度でゆるゆる。安全運転きわまりないのです。

ずっと長い時間をかけて準備して来た個展。
たくさんのお客様から「楽しみにしています」ってお声を頂いていたので、本当にお会い出来なくて残念です。


初日を迎えて本当に嬉しくて、これから皆さまをお迎えしていろいろな帽子をかぶっている所を見たかったですし、1年越しでお会いする方もいらしたので、本当に残念です。
毎年の展示では、ほとんど在廊してお客様と楽しい時間を過ごしていましたから...。
お似合いになりそうな帽子を一緒に選んだりしてみたかったです。

これから心配なのは首の損傷。
入院した訳ではないので日々治して行くのですが、帽子を編むのにも、カメラを首からぶらさげるにも支障がありそうです...。
今現在は首の痛みがひどく、コルセットを手放せません。大量の痛み止めの飲み薬、痛み止めの湿布なども大量です。
ちょっと外してみたら気分が悪くなりました。

これは絶対に治さなければなりません。
いろいろと不安な事も多いですが、ずっと積み重ねて来た事をここで終わらせる訳には行かないのです。
私のように会社に守られていない個人は、こういうときに仕事を中断する訳には行かないのでシビアな毎日です。夢を実現して行く事の保証ってどこにあるんだろう?
それは私にとって帽子をかぶってくれるお客様が居るからこその生活と夢の支えでした。
ごくシンプルです。
気に入ってくださった方が帽子をかぶってくれたり、写真の依頼をしてくださったり、写真の「時」を買ってくださったり。これが私にとっての生活です。生きるって本来こういう事だと思います。おかげさまです。みなさんの。
次のGallery YOKOの「SLOW」展、引き続きCANVAS&CLOTHの展示は通院しながらですが、絶対に妥協はしません。


帽子の制作はこれから、もしかするともっとゆっくりになってしまうかもしれませんが、暖かく見守っていただけると幸いです。

命に支障はございませんのでご安心を。
旅に出るときは命の覚悟はしていましたが、まさかこんな近くに命の危険があるとは夢にも思いませんでした。

こういう事があると、やはり毎日を大切に精一杯楽しく生きようと改めて思いますね。
いつ死んでしまうかも分からないのですから。
皆さまも気をつけてくださいね!いつもの毎日は時々、牙を剥きます。

今後ともよろしくお願いいたします。
個展中お会い出来なかったお客さま、大変申し訳ございません。

黒田真琴

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