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セバスチャン・サルガド

サルガド.jpg
今日はhotsumi galleryに行く前に東京都写真美術館でサルガドの展示へ。
hotsumi gallery まで歩いて5分くらいです。
最終日は日曜日なので、午前中にも関わらず人が多い。
もしかしたら今までで行った写真展の中ではとても人が多いと思う。

素敵だなと思うのは、美術展に行くと結構人が居るということ。
日本人は学びたいし、美しいものを見たいと言うまじめな気持ちがあるのだな、と思う。
これは不況の中でも救い。
でももっぱら有名な人の展示が行列を成しているんだけどね...。
これも日本人気質かな。


それにしてもサルガドの圧倒的なスケール。
私が言うのもおこがましいけれど、ドキュメンタリーには収まらない繊細さ。芸術性。

アフリカの飢餓、紛争、虐殺、貧困、疫病、対立。
それでも生きて行く生命。
どの写真もそれを伝えているはずで、胸を締め付けられるのに
「美しい」。
それゆえに悲しい。

どんな状況下においても、冷静で私的で端的なものを捉えることが出来る人はジャーナリストに向いている。

私はいつでもいろいろな物事に影響を受けて、感じて、信じて、主観的に物事を捉えてしまうので、絶対に報道写真家にはなれないなと思った展示でした。
でもやっぱりモノクロは続けて行きたいと、切に思った展示でした。

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