茅ヶ崎のサザンアクセンツが閉店してもうすぐ1年になります。
本当に早い。いつもこの時期はサザンアクセンツのイベントに向けて編み編みしていたのでやっぱりちょっと寂しい。
まだ茅ヶ崎に何もお店が無かった、17年前サザンアクセンツはオープンしました。
まだ若かった私は憧れをもってお店を眺めていたのです。海外の空気や古いものの美しさ。扱っている洋服も色のきれいなものが多くて、地味なのが多かった日本のものとは全然違っていて楽しい気分にさせてくれました。
ディスプレイのセンスは美しく、当時の茅ヶ崎には全く無かった、光の降り注ぐ幸せな空間でした。
「そこに行けば新しいものや新しい気持ちに出会える。」そういう場所は今でもなかなかありません。
このお店に育ててもらったと言うと大げさかもしれませんが、その空気やエッセンスは今でも私の中にちゃんとあります。
茅ヶ崎なのにオシャレをして入りたいお店で、高校生だった時には入るのに緊張しました。お店にいつもいた看板犬ジェイが迎えてくれて、緊張は一瞬でほぐされました。
若いなりにお金を貯めて買ったものは、今でも飽きずに大事にしているものばかりです。
大人になってからサザンアクセンツに帽子を置かせて頂くことになって、夢は叶うんだなー。と、その空間にある帽子を見てしみじみ感動しました。
初めて面と向かって店主の上野朝子さんとお話した時は、これまた最高に緊張したけど、朝子さんの提案から一緒にものを作って行くことで、私の中からもいろいろな引き出しが産まれてゆきました。このワクワクする経験に本当に感謝しています。
大好きなNYのブランドmatta。この洋服やショールにあわせて帽子を作ったのは本当に楽しかった。
毎年この時期には写真と帽子のイベントをさせて頂いていて、朝子さんが写真や帽子を素敵にディスプレイしてくださって、いつも美しく楽しいイベントだったことは忘れません。
そしてびっくりしたのは最後のお店のスタッフが私と同じ名前の「真琴ちゃん」だったこと。いつもサザンアクセンツに行けば優しい笑顔で迎えてくれたのが印象的でした。
誰かが「真琴ちゃーん!」と呼ぶと、二人同時に振り返ってしまうのが面白かったな。
写真はイベントをした時のDM。DMは私が写真を撮って、真琴ちゃんが制作してくれてダブル真琴でがんばりました。
サザンアクセンツが閉店すると聞いた時はしばらくショックでしたが、朝子さんからの"Good time in the past,Better time in the future"というメッセージを聞いて、また新しい何かが始まる気がして立ち直りました。
そして朝子さんは現在NYに拠点を移して活動されていますが、一時帰国の予定です。
11月2日(月)、3日(火)POP UP SHOPを鎌倉BORN FREE WORKS で開催されます!
きっとセンスのいいものに出会うことが出来ますよ。楽しみです。
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