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2009年9月 Archive

帽子と朗読

帽子と朗読6.jpg

私は写真でも、帽子でも「時間の流れ」をすごく意識しているように思う。
ゆっくりと、急がずに進んで行った方がそこにある事を本当に味わう事が出来ると言う感覚かなー。
じっくりと見つめる感じ。


言葉で言うと難しいので、私は写真を撮ったり、編みながらそれを形作って来たように思います。なあやさんはそれを詩や文章で形にしています。
そして、それをたくさんの人と分かち合ったら、もっと時間と気持ちの幅が広がってゆくような気がしていますし、周りにはそれを体現してるたくさんの素敵な人たちがいます。

今度なあやさんと企画している「帽子と朗読」ではいろんな事が新しく始まって、それぞれに新しい気持ちが生まれるような気がしてワクワクするのです。

いろいろ楽しみにしていてくださいね

10月23日(金)〜11月3日(火)
辻堂の Lama coffeeで開催します!
詳細はまた連絡しますね。

気分転換

なんか旅から帰ってきた直後って、いつもそうなんだけど時間の調整をする為かボケーッと時間が過ぎていってしまう。

私の場合は時差ぼけはあまり無く、その土地に行ったらその土地の時間に自然と体があってしまう体質みたいで、それで苦労する事はあまり無い。
日本に帰って来ても普通に前と同じようなリズムになっていく。

しかし感覚とか感情の使っている部分が違うのかな?
「吸い込む、吐き出す」のリズムがちょっとずれてしまうみたい。
そんな時はやっぱり人と会ったりするのが良いんだけど、今日は思い立って髪を切りに行った。

担当の石黒さんはいつも思いがけない髪にしてくれるので、いい気分転換になるのです。
失恋したときに髪を切るのは、こういう感じで気分転換したいからなのかもね。
新しく進む為にさ。

私の場合はあまりにもボケボケしてしまったので、強制的に切り替えたい感じなのです。
何十年かぶりにバッサリと切ってもらったら、かなり軽いです。
頭の操作具合が違います。
石黒さんは私の帽子がアシンメトリーな事もよくわかってくれていて、それにあわせて髪型もアシンメトリーの楽しい髪型。
そして、帽子をかぶったらバランスがとれるのかもね。


チャリ


チャリ.jpg 茅ヶ崎は坂が少ないせいか、チャリ人口が高い。
「神奈川の中国」と呼ばれるほどで(今現在は中国も様変わりしているでしょうが)、我が物顔で自転車は車道を走っていきます。
しかも、後ろを見ないでいきなり飛び出して来るので恐ろしい。


私はチャリも、原付も、時々車も運転するので、それぞれの気持ちがわかるのですが、これだけチャリ人口が多いなら、もっと自転車専用通路を整備してもらいたい。
そうすれば危険な事はもっと少なくなるはずだ。
道も狭いし、ひやっとする瞬間がよくある。

チャリ2.jpg

先日オランダに行ったら、本当に町中に自転車が多いこと!
しかもペダルが二つ付いた二人乗り自転車や、子供を乗せる為のカート付き自転車。
いろんなバリエーションがあって素敵!
修善寺サイクルスポーツセンターが町中にある感じです。
知ってるかな?最高にエキサイト出来ます。

車道の脇にはちゃんと自転車専用道路が、上りと下り車線がある。>


それにて歩行者は横断歩道を渡るとき、自転車にも車にも注意しないと危ないけど、これは茅ヶ崎は見習うべきだと思う。

自転車はこの時代、かなりエコだし、健康維持にも良い事だと思う。
寒くても自転車をこいでいると清々しい気分になって、温かくなっていくのが自家発電ですね!

花市場

オランダ花市場2.jpg


オランダで朝、町を散策していたら花市場に出くわした。
美しい花の数々。花の球根や種を買いました。
こういう色の美しさが体に蓄えられていきます。

オランダ花市場.jpgオランダ花市場3.jpg
よく帽子をかぶるお客さんに「この色の組み合わせ、すごいですね!」って言われるんだけど、私にはごく自然の組み合わせ。
きっとこういう色が、体の引き出しに詰まっているのでしょう。

夜ビール

オランダではホテルを見つけるのに難儀して、夜10時くらいにチェックイン。
それから近くのBARへ。オランダは夜遅くても割と安全な空気が感じられる。あくまで自分の肌で感じた感想なので、あっているかどうかは分からない。

そしてCafeで飲むビールが本当に美味しかった〜!
でも食べ物はう〜ん...。いまいちなんです。
きっともっと探せばあるんだろうけど、バスク帰りではハードルは高いか?
オランダバー.jpgオランダバ−2.jpg
以前オランダに来た時、オランダ人に連れて行ってもらった店は、「トルコ料理」の店でした...。確かにトルコ料理はおいしかったですが...。
そしてどこの町にでもある、オランダのインフォメーションセンターで「オランダでおいしい料理はなんですか?」と、尋ねたところ、「パンケーキ!」と返答がありました。
日本だったら寿司とか、和食の店を教えてくれるだろうに。

でもこの町の雰囲気は好きです。

オランダ

旅の帰り、寄り道したオランダはやっぱり美しい町でした。
前にも一度来た事がありますが、運河の町ってなんか穏やかで自由な雰囲気に満ちている。

オランダ船.jpg
「いつでも旅立つ準備ができている」停泊している船。
本当にうらやましく思う。
オランダ船2.jpg
オランダはいろんな意味で自由な国だけど、自由の責任を自分でとっているからなのか、人に危害を加えるような危険さは無い。

危険度に関しては私が思うに先進国の中で一番スペインが危ないと思う。
過去、二回連続でカメラの入った大事な鞄を盗まれそうになりました。
ギリギリセーフでしたが。

友人はおもいっきりカメラ、帰りの航空券、財布の入った鞄を盗られましたし...。
これはあくまで自分の経験からなので、人それぞれだと思うんだけど。
でも危険を冒してでも行きたい国。スペインには情熱のような美しさがあります。

そしてオランダには自由を謳歌する雰囲気があります。

バスクの食べ物

よく飲んだ上によく食べた。
私の旅には「食べ物と飲み物」はかなり重要な位置をしめています。
一人旅が多いので、ひとり悦に入っている訳ですが、本当は誰かと一緒にこの喜びを分かち合いたいです。でも突然の旅行ではなかなか付き合ってくれる人もいませんし、合流出来る友だちがいたらラッキーって思っています。

もっと若いときに旅を始めたばかりの頃、ひとりが気楽で本当に「道を切り開いていく」という感覚を生意気にも感じていましたが、今はひとりでいる事よりもよりたくさんの人とかかわり合いを持つ事で「道が開けてゆく」と感じています。
それは国内でも海外でも気持ちは変わりません。

そうそう、この旅ではバスクの美味しいものをたくさん食べました。
いろんな人に美味しいものを聞いたり、時には一緒に食べたり飲んだりもしました。

ひとりでワッサワッサ食べていて、バスクの星の付いたレストランなどには行かずとも、本当に素晴らしい料理に出会えました。

私の性分なのかな。気取っていない小さなお店の料理が一番おいしかったです。
特に美味しかったのは「ちいさいイカの墨煮」。
それから日本でも好きな「クリームコロッケ」。
こっちのコロッケは生ハムが入っていて、これが又もう一度食べたいバスク料理です。
ちょうどいい具合に生ハムが半生になっていて、クリームがほどよくとろけるのです。

夢に出てきそうです。

バスクイカの墨煮.jpgバスクバル8.jpgバスクコロッケ.jpg

バスクのお酒

あ〜、明日にでもバスクに帰れるような気がしてしまう。
いつも旅が終わると放心状態になって、朝起きると「ここはどの町だっけ?」って家の天井を見ながら思う。
でも日本も大好きで、この時間は調整の時間。
しばらくは旅と現在の場所を行きつ戻りつします。しかし我ながら良く飲んだものだ...バスクボルドー.jpg
バスクシドラ1.jpgバスクシドラ.jpgバスクシドラ3.jpgバスク飲み物.jpgバスク飲み物0.jpgバスクイザラ.jpg

ビールを飲みたくても「食前には飲むな」とフランス人に言われて、アペリティフはいつもリンゴのお酒「シドラ」か「サングリア」を飲んでいた。そして食後には「イザラ」というハーブのお酒を...。緑色と黄色があります。きっつい!でもいい気分。
ビールは午後の、のんびりした時間に飲むのがこっちの流儀?
とりあえずビール!はこちらでは通用しませんでした。

ただいまー!

昨日無事日本に帰ってきました。
ブログを見ていてくれた皆さん、ありがとうございます!
帰って来てチェックしたら、写真がうまく送れていなかったみたいです。
これは徐々にUPしていきますので、またお時間のあるときに見てみてくださいね。

旅では本当に良い素材と、いい風景と、たくさんの出会いに恵まれました。
これも暖かく見守ってくれる、みなさんの支えがあってこそです。
本当にありがたく思っています。

この素材がどんな風に変化して行くのか、私にも分かりませんが
そこには「旅」がいろいろな形で宿っていくと思います。


それにしても、帰ってきて体重をはかったらやっぱり思った通り、違ったものもかなり蓄えてしまいました...。4kg〜5kg?!
やってもうた。
なんにせよ、我慢が出来ないのです。目の前の美味しい物には特に目がない。
まあいいっかー!

寄り道


再びボルドーの空港にやってきた。
帰りにオランダで乗り換えで、6時間位待たないと成田行きが無いので、オランダで一泊してから帰る。
オランダで一旦降りても24時間以内ならば無料で降りることが出来るので、これは使わないと。
空港で、最後のフランスワインなんかを飲みながら、「良い旅だったな〜」、と物思いにふける。

とうとう


電車でボルドーへ戻っています。
あー、もう終わってしまうのよ〜。二週間というのは早いものだな〜。
でもやっぱり新しい経験をしているからか、いつもの二週間よりは随分と長く感じるかもしれないなー。

いつも旅をして思う事「またもう一度ここに来たい」

でも違う場所にも行きたいから、実現するかはわからないのだけど、やっぱりバスクにはまた来たいと思う

「さよならバスク、また会う日まで!」

ホテル

バスクホテル.jpg
だいたいの国で、ホテルはその町に行ってから探す。
それの方が自由に動く事が出来るし、逆に気に入った町には長く滞在も出来る。
手頃なホテルは旧市街の路地裏にあることが多い。
旧市街と駅は大抵離れているので、荷物が多くなると少し大変。
サンジャン・ド・リュズでは手頃なホテルは既に埋まっていて、3つ星のついたホテルで贅沢をしてしまったけど、たまには良いと思う。
バスクホテル3.jpgバスクホテル5.jpg
そして次の日はひとつ星のホテル。
というようにバランスをとっている。
時々はユースホステルにも泊まる。バスクユース4.jpgバスクユース2.jpg
こちらの国ではユースは若い人だけの物ではなく、長期滞在のご年配の方や、家族で泊まる人も多い。私も今回は一度ユースを利用した。
ほんとうに充実したユースで、BARや食堂なども完備されていて、普通のホテルに泊まるよりも贅沢かも知れない。ただし、2人部屋や4人部屋さらにはもっと多くの人数と泊まる事になるので神経質な人はNGです。バスクユース.jpgバスクユース3.jpg
大抵私が泊まるのは1つか2つの星マークのあるホテルやペンション。
昨日はBARの二階がホテルになっている所で、1つ星。朝食込みでEUR37で、相当に安い。その代わり、となりの部屋のいびきなどは筒抜けだけど。私はそういうのは全く気にならないので、こちらも爆睡だ。
ベッドも広くてなかなか良い。バスクホテル2.jpg


教会

バスク教会4.jpg
こっちに来ると大抵どの町にも教会があって、必ずそこでゆっくりする。
気持ちが本当に落ち着いて、いろいろな事から遠く離れて、守られているような気分になる。
きっと昔の人もそうだったんじゃないかな。
旅には静かな時間も大切。
バスク教会2.jpg

キノコ!

バスクシャンピニオン.jpgバスク飲み物2.jpg
今日はシャンピニオン(きのこ)を頼んだ。
これがすごく香り高くて、かなりびっくりする。
魚と一緒に出てきたけど、さかなが良くわからない。
キスのような柔らかい魚。
お皿の周りにはかすかにバイヨンヌの唐辛子がかかっていて、すこしつけるとコクが増す。あわせたワインはフランスのおじさんオススメの「IROULEGUY」というワイン。
うーん。幸せ。

かご


カゴの店。かわいい。
ひとつ飛行機に持ち込める手頃なカゴを買った。

マカロン2

バスクマカロン2.jpg

バスクのマカロンは、素朴で大好きな味わい。
外はサクッとしているんだけど中はしっとりとしていながら、ジャリッと砂糖の食感。色のかわいいマカロンも好きだけど、この地味な感じは好きだな〜。

Bayonne

バスクバイヨンヌ.jpgバスクバイヨンヌ3.jpg
かわいい街並みのバイヨンヌにやってきた。
ここは生ハムが美味しくて、よくサラダにチーズのトローッとしたのと一緒に出てくるんだけど、少し焼いてあるのが香ばしい。バスクバイヨンヌ4.jpg
ホントに最初のお皿だけでお腹がいっぱいになってしまうのが残念。
だから最近は二番目のお皿とデザートとワインにしている。

海セット


いつも海セットがそばにあって、好きな時に泳げるのは幸せだ。
茅ヶ崎でもそうなんだけど、水の色が違うんだよな〜...。

バスク海セット.jpg
サンジャンドリュズに後ろ髪を引かれつつ、バイヨンヌにやってきた。さらにボルドーに近くなって、帰る方向へ。
そろそろ日本に帰るのだ。
帰る前に食べる!

バスクILE FLOTTANTE.jpg
昨日はとなりに座ったおじさんの食べているデザートが物凄く美味しそうだったので、その名前を教えてもらおうと話かけたら、珍しく英語の話せるおじさんで、今日の昼ごはんを一緒に食べた。そのおじさんは大きくて良く食べて、良く飲むので、楽しい時間を過ごした。
ちなみにこのデザートは「IL FLOTTANTE」 カスタードの上にメレンゲが浮かんでいる。その中にチーズのクリームのような物。さらにキャラメルソース!と、これは太るの当たり前。
メニューもいろいろ教えて貰って、ホントに助かる。私は英語も分からないんだけど、なんとなく旅は出来るものだ。
先日はスイス人の女の子とも友達になって、一緒にBARに行ったりして、旅はやはり「一期一会」。
日本にいてもいつも、その事を思っている。

マカロン

バスクマカロン1.jpg
「マカロン」という響きには親しみがある。
なぜかというと、わたしは学生の時からあだなで「マコリン」と呼ばれていて、「マコロン」と言うお菓子をよく日本のスーパーで見かけていて、「マカロン」がルーツだと言う事を前にフランスに来たときに知った。
だからマカロンを見つけると少し買って、公園とか海辺で食べる。
とても幸せな味がする。 

生け垣


角刈りの生け垣。

なぜか

バスクしか.jpg
ヨーロッパの街並みに不似合いな車を発見。
何故か「鹿」。

ロゼワイン

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こっちに来て気が付いたのは、みんなよくロゼワインを飲んでいると言う事。
日本ではあまりポピュラーではないと思うんだけど、魚介類が多いせいか凄く料理にあう。前菜を生ハム、メインを魚介類、って感じだと、どちらも相性が良いみたい。
気候も暑いんだけど、カラッとしているので、ロゼを飲む意味がなんとなくわかった。
レストランに行ったら、だいたい人の真似をしてみるとハズレが無い。

オムレツ

バスクたらのグリーンピース.jpg
昼間は日替わり定食のようなセットメニューがこっちではよくあって、手頃な値段で美味しいバスク料理を食べることが出来る。
ただし写真がないし、フランス語もスペイン語も良く分からないので、いつもとなりの人の食べているものを指差すか、ジェスチャートークで適当に頼んでみるかするんだけど、オムレツだけはメニューを見て理解できた。
写真はバスクの「ピペラドオムレツ」。中に赤ピーマンとピーマンのトマト炒めが入っていて、上に生ハム焼きが載っている。
柔らかい優しい味がする。メインはたらのグリーンピース煮込み。これまたボリューム満点です。ホワイトアスパラガスなども入ってマメの出汁が美味しい。
この定食には前菜、メイン、ワイン1/4ボトル、デザート、コーヒーがついてEUR13。かなりお得です。セットでワインがついてくるのは、さすがバスク。
ちなみにオムレツは前菜です!

saint-jean-de-luz

バスクサンジャック.jpg
スペインとフランスの国境の町、アンダイエで宿を探したけど、これまたいっぱいで、どうやらサンセバスチャンでフェスティバルがあるらしい。同じユニフォームを着た人々が私鉄の駅に並んでいた。
しかしほんの30分移動するだけで言葉が変わるっていうのは凄い。
大陸だな〜。
思わず「グラシアス!」ってでてしまうけど、「メルシー!」だった。
結局そのまた隣のまちサン・ジャン・ド・リュズへ。
宿探しでお腹がすいたので、まずはごはんだ!

ブロカント

バスクブロカント.jpgバスクブロカント4.jpg
サンセバスチャンでは宿が延長出来なかったので、フランスバスクに戻る。
旅も後半なので、そろそろ北上しないといけなかった


戻る途中に駅前の広場でブロカント(ノミの市)をしていて楽しい。
ガラクタが多いんだけど、見てるだけでワクワクする。

少しボタンなども見つける事ができた☆
バスクブロカント2.jpg

バスクブロカント3.jpg

San sebastian

バスクバル0.jpg
この街はとても広くて、食べるのには困らない。
ひとりに向いている町と言うと変だけど、BARではあらかじめピンチョス(おつまみ)などが所狭しと並んでいて、指を差せば通じるし、小さな料理なので沢山の種類を食べられるのが嬉しい。発泡したワイン「チャコリ」を飲みながら選ぶのが楽しい!

バスクバル2.jpgバスクバル3.jpgバスクバル5.jpg
一杯飲んで何種類かつまんだら、また違う店で食べられるのが面白い。
しかしここはBARのレベルが相当高い。
前にも二度スペインには来たことがあって、サンティアゴまで巡礼していた時には毎日BARでごはんだった。でもここはちょっと別格。


タパスは美しい上に食べたことの無い組み合わせで驚く。
今日食べたタパスは、赤ピーマンの中に小さいイカの墨煮が詰めてあって、一度揚げてある。その上にイカ墨のソースとピーマンとタマネギのみじん切りがかけてあって、更にその上に生ハムが載っている。ソースも素晴らしくきれいな彩り。ハムから透けている色が複雑で食欲をそそる。
バスクバル4.jpg
まだこの町にいたいと思っていたのに、今週末バカンス客が凄いらしく、延長が出来なくなってしまった。今日は散歩しながら宿を探したけど、どこもいっぱい。
空いているのはEUR200EUR300!!これは無理!
だったら野宿しても毛糸を買いたいよ!
だから明日はどこの町に行こうか考え中。

TAPAS!


今スペイン側バスクのサンセバスチャンにいます。
昼からみんな普通に飲んでいて凄い。
主婦風な人やビジネスマン風の人、お金持ち風のマダムも、軽く一杯やっています。しかも飲むのも食べるのも早い。
キュッとやってパクッとつまんで出ていきます。
買い物ついでに、昼休みに、生活の中にBARが溶け込んでいるのが自然で良いな〜。日本ではさすがに、「主婦が軽く一杯」を昼間からはなかなかね...。こちらではお茶感覚です。
星の数程のBARがあり、どこも活気があってカッコいい。少しずつハシゴです!
バスクバル7.jpg
バスクバル9.jpg

日課


最近は朝カフェでコーヒーを飲んで、歩き出す。
昼と夜はボリュームがあるので朝ご飯は食べない。
毛糸や素材を見つける為にとにかく良く歩く。
ちょうど疲れた頃に昼ごはん。
昼ご飯を食べ終わるとちょうど、どこもシエスタに入って店を閉めてしまうので、海に泳ぎに行く。
こっちは寒いのかと思っていて、水着を持ってこなかったら、カラッと晴れて毎日気持ち良い。
いてもたってもいられないので、適当な水着を買って、ゴザも買って、夜ご飯の為に泳いでいます。
こっちは夜9時半位に暗くなるので、7時位までビーチでのんびりします。

海の幸


地方によって色々な食べものがあるように、バスク料理は本当に美味しい。
生ハム、バスク豚、アショア(子牛の赤ピーマン唐辛子トマト煮込み)、羊のチーズ、オンゴス(ポルチーニ)。全体的に柔らかい雰囲気の、家庭的なものが多い。

バスクアショア.jpg
贅沢な素材が、ここではふんだんに使われている。
生ハムを焼いてオムレツにのせちゃうんだから!
でもここは海に面したバスクなので、魚介類も最高に美味しい。
特に貝類が美味しくて、毎日食べている。
先日のランチでは前菜でカキが山のように出てきて(10個くらい)普通の日本人ならこれでお腹いっぱいだと思う。バスク牡蠣.jpg
でも私は良く食べるので、もちろんメインの鱈のグリーンピースソースとデザートのガトーバスクも平らげた。だんだん胃袋がバスク仕様になってきたみたい。
写真は今日の前菜の細長い貝。日本にもあるのかな?
名前はCOUTEAUX.フランス語でナイフと言う意味で形がナイフに似てるからだって。
バスクの唐辛子、エスペレットを振りかけて頂きます!初めて食べたけど、うなる美味しさ!

wool


ステキな毛糸にも巡り会えて、たくさん仕入れることができました。
毛糸は軽いから良いのだけど、がさばるので送ります
バスク素材4.jpg
しかしこっちに来てからというもの、なぜだか道を良く聞かれる。日本人どころか、東洋人すら会わないのに不思議だ。話しかけやすいのだろうか?そういえば日本でもよく道を聞かれるかも。
最近日に焼けてどこの国の人か分からなくなってきたからかもしれない。土地になじんだみたいだ。


鉄子

バスクリューヌ山3.jpgバスクリューヌ山2.jpgバスクリューヌ山.jpg
今日は近くの山へ来た!
やっぱり電車は良いな〜。
ゴトゴトゆっくり山頂を目指す。
途中、羊や馬がいて牧歌的で美しい。
やはり箱根登山鉄道スイッチバックとは趣が違うな〜

チーズ屋ハム屋

バスク市場0.jpg バスクマミア.jpg チーズ屋で買ったのはマミアというヨーグルト?長尾智子さんの本で読んだ事があって、たまたま市場で見かけたので買ってみた。 どのチーズ屋にも自家製の物が売られている。 味は豆腐のような、ヨーグルトのような、食べた事の無い味。

市場2

八百屋、はちみつ屋、パテ屋、唐辛子屋、パン屋、チーズ屋、お惣菜屋。
とにかく美味しそうなものばかり。バスクのチーズはこっくりとして美味しい。
黒サクランボのジャムや、唐辛子のジャムと共にデザートととして頂きます。
バスク市場.jpgバスク市場4.jpgバスクチーズ.jpg

市場

バスク市場2.jpg
もう、本当に、もうひとつかふたつ胃袋があったら良いな〜と思う。
何を食べても本当に美味しくて、まだまだ食べたいものがたくさんあるんだけど、量が多くて追いつかない。今朝はホテルの近くの市場に出かけた。見慣れないものがたくさんあって楽しい。写真は生ハム屋さん。

素材

バスク素材0.jpg
順調に素材が見つかっています!ワクワク。写真はリボンとボタンの数々。
吟味して選びます。


バスク素材2.jpgバスク素材3.jpg
本当に出会いって素晴らしい〜。
いつも話しているように、私と素材との出会い、それから旅の空気を体に溜めて、そして帽子や写真という形あるものに変えていく。
そういう時間を経過してやっと、かぶってくれる人に出会う事が出来るのです。
かぶってくれる人と、なんとなく波長があったら、嬉しいな〜っていつも思っています。
旅では、飲んだり食べたりばっかりしてる訳ではありませんよ〜!(もちろん大事ですが...)

Biarritz


ついにバスクにやって来た。ヨーロッパの高級リゾート地らしく、カジノなどもあり、かなり場違いな雰囲気の私。
海が本当に美しい。そして生ハムやチーズもこの地方ならではでチーズは「オッソーイラティー」という品種らしい。
朝はカフェオレなんだけど、ちょっと疲れると、すぐビールかワインを飲んでしまう。
ここでは朝からみんな飲んでいるから、普通になってきてしまった。


バスクビアリッツ.jpg今日のカフェで隣に座った、またもやおばあちゃんは、朝から赤ワインを飲んでいる!ジュース感覚?


海辺まで降りると、ビックリ!トップレス率高し!
やっぱりヨーロッパのリゾートだな〜。
恥ずかしげのみじんも無い。これは日本にはいくらなんでも浸透しないだろうな〜

電車

バスク駅.jpg
電車に乗りました。
いよいよバスクへ向かいます!ボルドーから約2時間位です。

今向かいの席に座った、おばあちゃんは、ド派手なテロテロのワンピースを着て、ピンクのマニキュアをぬり始めました。
靴を紫のヒールに履き替え、最後に香水をシュッとひと吹き手首に。誰に会いに行くのかしら?
腰が曲がっているし、やはりおばあちゃんなのですが、素晴らしいオシャレ魂。
日本の「電車で化粧」も凄いけど、これも違った意味でビックリです。
いくつになってもオシャレする気持ち、見習わないとね〜☆

バスク電車4.jpg

本日の祝杯

バスク祝杯.jpgボトルワインは買えないので、ここで飲むしかないでしょう。
今日の素材と風景の出会いに乾杯!

着いた

本当になんとなく歩いていたら、町が見えてきた!
約一時間歩いてきたら、とてもきれいな町でビックリしました。
畑からは想像できません。
バスクサンテミリオン.jpgバスクサンテミリオン2.jpg

長い...


バスク長い1.jpgバスク長い2.jpg
歩いても歩いても、まちは見えてきません。
しかし風がさわやかで気持ちよいです☆
この一面の葡萄畑がワインに変わるのだな〜。
巡礼した時を思い出します

Saint Emilion

その後、せっかくだからボルドーワインの産地、サンテミリオンに来てみましたが、ここは普通レンタカーやツアーで来るところらしく、地図を持たずに電車で来た私はひとっこ一人いない駅でポツンとなってしまいました。
鉄子もビックリ。
目の前には馬と、延々と続く葡萄畑。
素晴らしい景色のなか、ここでも勘を頼りに歩いてみました。
バスクサンテミリオン3.jpgバスク長い3.jpgバスク長い4.jpg

Bordeaux


バスク素材.jpg
昨日深夜にボルドーに無事到着!
今朝から街をガシガシあるいていたら、早速良さそうな素材を発見!
いきなりテンションがあがります。
いつも思いがけない出会いを求めているので、下調べをしないのですが、これが勘を鋭くさせるのかも。
早速次回から秋冬の展示で使いますよ〜☆
バスクボルドー2.jpgバスクボルド−3.jpg


旅のはじまり


バスク飛行機1.jpg
約12時間かけて乗り継ぎ地点オランダへやってきました。
飛行機の移動は余り疲れませんが、ここで4時間待たなければいけないのが少し大変です。

その後、まずはフランスボルドーに入ります。

飛行場は結構好きです。
色んな国の人がいろんな国に旅立ってゆくんだな〜ってワクワクします。
暇なので飛行機を眺めています。
ビールを飲みながら...。
これからの旅で良い風景と、良い出会いと、素材などにも巡り会えると良いな〜と、思いを馳せています。
携帯からの更新なので、至らない事があると思いますが、時々やってみます!

旅に出る事


cineenventa.jpg

旅に出るときに、いつも思う事がある。
これから旅立つというのに「死んでしまうかもなー」って。
だからこそ、旅の時は特に「生きている!」って強く思うのかも知れないな。


一番長い約7ヶ月の旅のはじめ、南米でペルーからボリビアの国境越えのとき、現地のバスで何十時間とおんぼろバスで移動した。一番後ろの真ん中の席を陣取った私。
「足を伸ばせるし良いなー!」ってはじめは思っていた...
そしたらどんどん人が乗ってくる。

結局足を伸ばせるどころか、ぎゅうぎゅう詰めのバスでは私の股の間に男性の頭がある。あまりにキツすぎて、通路にに眠る人々。そこしか寄りかかる場所が無く、私の股の間が彼の枕になっているのだ。その後、股を一生懸命閉じるんだけど、攻防に疲れて眠ってしまった。
爆睡力おそるべし。

夜半明けに車窓の眺めを見ていて、外に星が見えて、「あ!流れ星!」と思ったら、ただ単にバスが斜め前後左右に大揺れしているだけだった。


時々ニュースで「ペルーでバスが崖から転落」とか言うのを見ると、やっぱりこの日の事を思い出す。人の運命はやっぱりあるんだろうと思ってしまう。


ボリビアにやっと入った!とおもったら、私ひとりだけ小屋のような別室に連れて行かれて、警察官に囲まれつつ、牢屋に入った人のポスターを大きな声で指差され、「麻薬は持っていないだろうな!」(推測で)っぽい事を言われつつ、鞄をあさられた。

その当時タバコをすっていた私は「これは普通のタバコでーす。」って何でも無いのに恐ろしくなってしまった。その後は無事に解放されてボリビアで素敵な旅を出来たのですが...。


もちろん日本に居たって、日々の生活の中で事故や災害はたくさんあるから、常日頃からそれは意識しているんだけど、日本はやっぱり安全で素晴らしい。
旅のときにはより強く思う。これがどんなにすごいことかを。
生きている事って言うのはやっぱり貴重だな。って。

私はほとんどがひとり旅なので、これを思わなければきっと危ないのだと思う。
心をオープンにする事は本当に大切だけど、やっぱりある程度の緊張はしていないと。
今回も一人旅になったけど、もし私が死んでしまっても、本当にやりたい事をやっているからそれは自然の流れだ。

いやー、もちろんまだ死ねないけど、もしそうなった時はやりたい事をしていたんだから幸せだったねー。と思ってほしい。あ、遺書みたいになって嫌だね。
ちゃんと帰ってきますよー。

奥田民生のアルバム、まさに『股旅』は私のテーマソングで大好きです。
矢野顕子がこの中にある「さすらい」をカバーしているのあるんだけど、それがすごく良いです。

「さすらーいもしないでーこのまま死なないわー♪」って歌っています。

明日から、さすらってきまーす!


Grazia

もう9月です。涼しい風も吹きはじめています。
ここから年末までが早いんだよなー。

昨日1日発売したGraziaに有元くるみさんと、お母様の有元葉子さんが載っています。
「有元家の流儀」と言う連載の中で庭仕事をしているお二人。
その中でくるみさんがなんと、帽子をかぶってくださっています!
すごく似合っていて感激です。
こうして普段の生活の中に帽子が寄り添ってくれるのは、本当に嬉しい事です。


くるみさんは以前茅ヶ崎で雑貨やお洋服のお店「griot.」をだんな様と一緒にやっていて、そのご縁があって鎌倉アトリエキカでの個展に、ご家族で来てくださったのでした。
今は葉山に引っ越されて、新しいお店の準備をしています。
オープンが待ち遠しいです。


大人の女性の雑誌Graziaを買ったら、おまけでパスポートケースが付いて来た。
明日からの旅行に使ってみよう。大人の女性っぽくしてみよう。
あーまだ荷物を準備していない。早くしなくちゃ...。


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