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2009年7月 Archive
El Camino
- 2009年7月27日 22:50
- 旅日記。
まだ夏は暑いのだけど、もう秋の帽子の事を考えつつ夏を楽しんでいる。
少しずつ準備はするものの、やっぱりイメージを大事にしているのでこの季節に毛糸を触っても何にも出てこない。もう少し涼しい風が吹き始めたらやろうと思う。
なので東京に素材の仕入れに行きつつ、夕方は友だちと待ち合わせてちょこっと飲みに。
初めて神楽坂に行ったのだけど、すごく良い雰囲気の町で今まで知らなかったのが残念。
倉本聰さんのドラマ「拝啓、父上様」のイメージからなんか高級そうな感じがして、イチゲンさんお断りな雰囲気かと思ったのだけど、そう言う事も無く、小さな路地にこじんまりとしたお店がひしめいていて、人もたくさん賑わっていた。
たまたま夏まつりがあって、空気に熱気があるのが良かった。
そこでたまたま友だちに連れて行ってもらったのは「El Camino」というスペインバル。
「El Camino(エル カミーノ)」というのはスペインにあるキリスト教巡礼路。
4、5年前に約一ヶ月かけてスペイン巡礼していた日々を思い出す。
1日の巡礼が終わると、毎日こんなBARにて巡礼者用の定食を食べていた。
その後、kalokaloにてその時の写真の個展をしたのだったなー。
神楽坂でも店員さん達の雰囲気が気さくで、タパスも本当に美味しい!
スペンインバルはこうでなきゃー、と思う。
最近のバルブームより以前からこのお店はあるみたい。
時々気取りすぎたバルがあって、これはちょっと恥ずかしいね。
金曜日だった事もあり、店は混雑していたのだけど店員さんとスペインのことを少しお話して、ちょっと楽しそうな情報交換をしたり。
短いけど良い時間だった。
そしてハシゴして次はベルギービールのBAR。
これまたベルギーでの日々を思い出す。
神楽坂にはまだまだ調査したいお店がいっぱいでした。
夏の収穫
- 2009年7月27日 10:13
- 日々のこと。
毎日暑いんだけど、雨の日も多くていつもなら嫌になるんだけど、畑をやり始めてからというもの、雨が降ると単純に「楽で良いな〜」と思ってしまう。
おかげで畑の収穫物も毎日増えてありがたい。
私は趣味程度だから良いけど、農家の人たちの生活は本当に考えられないほど過酷なんだろうなーって思う。特に有機栽培。
ちょっと見過ごすと虫がどんどん作物を食べてしまう。
そんな中で育った野菜は強い力を持っているのか、味が濃い。香りも強い。
本日の収穫。
ゴーヤ、プチトマト、ししとう。
強い野菜みたいでどんどん増える。ゴーヤチャンプルにしようかねー。
鉄子の部屋
- 2009年7月25日 00:52
- 旅日記。
鉄子的に本当に残念だったのはブルートレイン「富士」と「はやぶさ」が無くなってしまった事。
父の実家が熊本だったので、大人になってからは飛行機よりもブルートレインでのんびり旅を楽しんでいた。
しかしほんとに車両はガラガラで、旅する方としてはありがたいのだけど、本当に無くなってしまうとは思わなかった。
現代人は時間がない。でももう少し安かったらもっと旅情を楽しむ人がいただろうに...。
特に好きだったのは「ロビーカー」と言う車両。ここは鉄子の部屋。
一車両全てがソファーとひとり用の座椅子があって、窓に向かって設置してある。
あと畳の座敷コーナーもあったりして、仲間と来た人はそこでくつろいでいて、私のような一人旅の面々は座椅子に座って本を読んだり、弁当を食べたりしている。
夜の車窓には闇の暗さと、時々ちいさな光が見えるだけなんだけど、ゆっくりお酒を飲んで本を読んでいると、なんだか銀河鉄道999の世界に入ったような気分だった。
夜の闇を飛んでいるみたいに。
旅って言うのは こういう何でも無い時間が記憶に残っていく。
何気ない時をいつでも触れる事が出来る力を写真は持っている。
もう撮影できないんだ。写真は本当に記憶の断片。
18切符の旅。
- 2009年7月23日 00:52
- 旅日記。
何を隠そう私は鉄子です。
電車が大好き。日本でも海外でも。鈍行が良いね。
鉄子のたぐいにもいろいろあるのだと思うんだけど、私は「ゆっくり移動する」のが好きです。
飛行機とかも乗り物としては好きなんだけど、何せ距離感が感じられない。
あっという間に目的地についてしまうのがもったいない。
旅先ではやはりJR時刻表を片手に路線図を見ながら「こんなところにこんな鉄道が!」っとワクワクしてしまいます。
昔、海外に行く前は「やっぱり日本を知ってから海外」と思っていたので友だちと青春18切符でかなり過酷な旅をしていました。
備前備後などで壷なども物色しつつ...。
寝袋と小さなリックサック。そしてなぜか釣り竿を持って...。
駅で大福を頬張っていたら電車を逃して、ヒッチハイクにて高知に入った。
四万十川で釣り糸を垂れ、香川にて讃岐うどん3杯平らげる。ひやあつ、あつひや、ぶっかけなど。
その間に洗濯物をリックサックの日のあたるところに干す。そして歩く。
乗り換えに追い立てられて親子丼をかき込んだり...。
小豆島の浜辺にて眠りながら、早朝変な人に起こされる。たくさん蚊に刺される。
近所の居酒屋の人から立派な巨峰を頂く。
出雲大社にて大きなしめ縄にコインをはさめたり。祈ったり。
宍道湖でこれまた釣り糸を垂れ、小泉八雲の家に行ったり。
鳥取砂丘で爆睡。
きたろう電車に乗って境港の駅にて就寝。
パンチパーマのトラック野郎に追いかけられて飴ちゃんを渡される。
あり得ない事の連続でした。
18切符で北海道に行った時はドラえもん列車にも乗った。
東北編ではわんこそば、盛岡冷麺、恐山にておもいきり外から見える硫黄風呂にも入った。恐ろしい人にもあった。これは霊なのか?現実なのか?って言う人。
函館では優しいご家族の家に泊めてもらった。久々のフカフカ布団にこれまた爆睡。
そして次の日には家族総出で函館観光に連れて行ってもらったり。
しかし旅をしていて思うこと。
日本は平和だなー。こんな事は決して海外では出来ない(特に野宿)...。
素敵だ。この安全さは日本の誇りだと思う。
18切符は何歳になっても使えます。
しかし長い旅をするには体力的にも精神的にも18歳じゃないと無理です。
このネーミングはほんとに納得。
日食
- 2009年7月23日 00:18
- 日々のこと。
今日は皆既日食をみんなで見ながらピクニック&撮影などする予定でいたのに
朝、天気が悪くて中止。
残念極まりなく、エネルギーのぶつけどころに困り、やはり編みまくる。
ここのところ制作はゆっくりしかしていなかったのだけど、この撮影の為に夏用の帽子を制作していたらやっぱり楽しくなって来て、波に乗る。
撮影はみんなに帽子をかぶってもらってしようと思っていた。
でもきっと違った形で良い物が出来ると思う。
物事は流れに乗るのが一番良い。
あみあみしていると、ベランダから光が差して来たので空を見ると欠けている!
太陽が三日月のように。
曇っているので肉眼でもよく見えた。日食グラスは品切れでした。
(失明の恐れがあるのでチラチラと見る)
小学生の頃に見た記憶があるけど、やっぱり不思議だなー。
時間って思った以上にゆっくりしているんだと、欠けるのを見て思う。
こういう事があると自然の脅威を間近に感じるけど、普通に毎日陽が昇って太陽が沈んで
夕焼けがあって月が出て星がキラキラしている事も、改めてびっくりするよなー。
glass works
- 2009年7月18日 14:17
- 好きなもの。
友人の託摩まりちゃんの個展に行ってきた。
鎌倉のAtelier Kikaで開催されています。
まりちゃんとはキカを通じて知り合って、今ではすっかり旅友だち。
モロッコで待ち合わせをしたり、イタリアで待ち合わせをしたり、去年は奄美大島にも行きました。ご飯食べたりお酒飲んだり、ぼけっとしたり。自由でいられる貴重な旅仲間。
今年はスペインへの旅が計画中。やっぱりスペインで待ち合わせになるかな?
まりちゃんの久しぶりの個展では涼しげで、でも個性的な形のガラスがキラキラしていて、夏が来るなー!ワクワクするなー!って感じで嬉しい。
ガラスの作業には繊細な作業はさることながら、信じられない温度の中での重労働もあるらしいのです。
まりちゃんの腕には仕事人の傷跡が無数に...。かっこいいです。
私の指輪コレクションと、今回初めて見た素敵なモビールは光をキャッチしてくれます。
しかもハートの形!と可愛い壷がついています。 早速窓辺に吊るしました。
これ以外にも鍵のモチーフとかいろいろな形があって、どうやって作るんだろう?
っていう物ばかりです。
グラスやピッチャーなど素敵なテーブルウェアなどもありました。
お花のはしおきもきれい。
展示は 7月26日(日)まで。
お休みは 21日(火)
12:30〜17:30
Atelier Kika+cafe grass
tel 0467-24-7025
blue moon
- 2009年7月18日 06:14
- 日々のこと。
旅の終わり。
友だちのリクエストで一色海岸のブルームーンへ。
やっぱり夕日を見ながらのんびりしたいというのは東京の喧噪から離れるにはぴったりの場所だもんね。
ブルームーンからは海越しの富士山も見えて、漂うサーファー達。
そして私たちは始まったばかりの海の家でボケーーーーッとしました。
素敵な時間の過ごし方です。
ボケーッとしていたら、先日わんちゃんの写真の撮影に行ったhさんがいらっしゃいました。
のんびりわんちゃん達と夕日を見ていて、うらやましい日常です。
そしてたまたま隣の席には茅ヶ崎サザンアクセンツ元スタッフでgg(ジジ)の原田さんが東京から来ていました。これまたびっくりで、それぞれに緩やかな時間を共有しました。
海の力って素晴らしいです。
あじフライ
- 2009年7月18日 06:13
- 旅日記。
旅の続きの帰り道。小田原で友だちがチェックしていたお魚センターへ。
そこの近くの「大原」が最高に美味しいあじフライを出す。
あじフライってあんまり考えて食べた事無かったんだけど、フワフワさくさく食感にはやられたなー。ビールとぴったりでした。
早川 大原
小田原市 早川 1−6−10
電話 0465−24−0665
そちら方面に行く事があれば是非ともおすすめです。
九頭竜神社
- 2009年7月16日 01:06
- 旅日記。
朝もやの立ちこめる中、芦ノ湖湖畔へ。
ここから神社までは船に乗って行かなくてはならないのに、あまりの霧の濃さに出航せず残念。
それでもふもとの箱根神社にて祭事は開催されるので、お宮にて行われた祭典に参加する。
これが本当に幻想的だった。霧が立ちこめているせいで空気が澄んでいるように感じる。
神聖な雰囲気なんだけど、参拝者がすごい人数でびっくりする。
このご時世に神頼みする人が多いという事だろうか?
ここは友人から聞いたところ縁結びの神様と、金運の神様だそうで...。
どうりで女子率が高い。一人男子もけっこういた。
霧が立ちこめて本宮には行けなかったのは、宮司様曰く「竜が来ているから」だとか...。
私は「神頼みではなくて、じぶんで努力しなさい」と捉えました。
がんばろう。
でもおみくじをひいてみたら大吉!だったのでやっぱり嬉しいなー。
タイミング
- 2009年7月15日 00:57
- 旅日記。
学生時代の友人から久々に連絡があって、3人で突然1泊旅行に行く事になった。
久々と言っても12年ぶりに会った友だちと、5.6年前に会った友だちでかなりの時間が空いているんだけど、私はそれでも連絡して来た友だちの気持ちがとても嬉しかった。
記憶の片隅にまだ私の存在があって、ふとした瞬間にそれを思い出して、そして懐かしむだけじゃなくて連絡をしてくる友人。
私がいつも思うのは「そのとき思った事を、実行に移した方が楽しいだろう」、という事。
だから、例えば近所を散歩していて久しぶりの友人に出会ったときには、それがタイミングだと思うのでお互いの時間が許す限り、私はお茶なりご飯なりをしたいと思う。
それがたとえ12年ぶりだとしても。
「ではまた今度」ではそこにある大切な何かがこぼれてしまう気がするから。
友人から連絡があってなにやら一ヶ月に一度しかない神社の参拝行事があるので一緒に行かない?というお誘いでした。良くわからないのだけど、楽しそうなので行く事に。
それからこっちに来たら海の家にも行きたいし、美味しい物も食べたいし、いろいろ話もしたいし。など盛りだくさん。
茅ヶ崎えぼしに案内して、美味しい料理をたくさん食べてから箱根へ向かう。夜ご飯を食べてからなので箱根到着は10時頃。それから温泉に入ってまったり、のんびり。
つもる話もあって深夜3時頃に寝たら朝6時には起きて芦ノ湖ほとりの九頭竜神社へ向かいました。元気だなー。
本当に学生の頃から何も変わらない空気が不思議でした。
きっと私たちはこれからも変わらずに目の前にある大変な事や、どうしようもない事を感じながらも、大切な何かは失わないでいる人種なのでしょう。単純なのです。
何でも無い日常には楽しい事が時々降ってきます。
いんげん
- 2009年7月15日 00:35
- 日々のこと。
6月個展が終わってからは、ゆっくりと制作をつづけながら充電期間。
今年の1月からは個展やグループ展の為に、体と心と脳に蓄えた物を全部出してしまった気がするので、今度は必要な物をまたどんどんと体に蓄える。食べる事は単純に必要なんだけど、もちろん仕入れをしたり、写真の仕事だったり、旅をしたりイマジネーションを広げる為の期間が今。その中のひとつが畑仕事。
それでこの間じゃがいもを収穫した畑には、油かすなどを施した後つるなしいんげんを植えてそれからオクラの種も撒いた。
そしたらあっという間に芽を出して可愛い。
相当な力強さを感じる。
しかし梅雨もあけてしまったので、これから水やりが大変だ。
家から離れているので、ペットボトル攻撃だ。
しんどい。
でもおいしい野菜を食べるのは滋養と健康と心の平和。
じゃがいも
- 2009年7月11日 00:24
- 日々のこと。
先週は母と一緒に畑へ。
草むしりをしてその後じゃがいもの収穫。
母の友だちにも手伝ってもらって、いもほり。
畑に牛ふんを撒いているせいか、ぶっといミミズ君がたくさんいる。
ヘビじゃないかと思うくらいだ。
じゃがいもはいろいろな種類がある。赤いのやら黄色いのやら。
大きな男爵も。食べ比べるのが楽しみ。
「インカの目覚め」というネーミングのじゃがいもは中がきれいな黄色で甘くてほくほく!美味しい!!!
畑仕事をしていると思い出す事がある。
小学校5、6年生の時の担任がものすごく面白い人で、いつも道徳の時間など畑仕事をやらされた。当時は本当にきつくて、「なんでこんな事をさせられるんだ?」と嫌でたまらなかった。
当時許可が出ていたのか知らないけど、校庭をいきなり開拓させられてクラスメートで耕した。もちろん校庭なのでかなり固く、石ころが山のように出てくる。
校庭の脇には、先生は勝手に古い畳を重ねて腐らせて堆肥を作っていた。
これを私たち生徒が運ぶ。臭くて虫がわいているのが怖かった。
そして信じられない事に人糞をもくみに行った。
今考えてもこの教育はすごかったと思う。バケツでふかふかになった培養土を畑に運ぶ。
両モモの脇はバケツがあたるので青アザになった。
この教育はきっと今の時代許されないだろうなー。だって勉強しないんだから。
今思うとこの先生の教育を受けた事はかけがえのない財産になっている。
そして素晴らしい事に、先生は夏休みの宿題を出さなかった。
その代わりに班ごとに畑の水くれに行かなくてはならない。
その時に出来ていた収穫物は、持って帰って食べて良い。という決まりだった。
本当においしかった。
先生は写真が大好きで、いつもカメラを持っていて生徒達の写真を撮ってくれた。年賀状と暑中見舞いが自ら現像したモノクロ写真だった。
いつもとても嬉しかった。
私が今写真をやるようになって思う。これがどんなに大変な作業だったかを。
今このように情熱を持った先生がいるのか分からないけど、人格形成期にこの先生が担任で良かった。確実に影響を受けていると思う。
ありがとう!古川先生。
打ち合わせ
- 2009年7月 9日 23:59
- 日々のこと。
今日はなあやさんと打ち合わせ。
よしくんのやっている辻堂のLAMA COFFEEへ。
そしたらよしくんは帽子をかぶっていてくれて(お花パンジー付き)本当にありがたい。
これは奥さんの千秋ちゃんと兼用なのがさらに嬉しい!
随分前からなあやさんと暖めている企画がついに動き出して、ワクワクする。
話をしているだけで、イメージがどんどん湧いてくる。
映像が頭に浮かぶ。
お互いのタイミングが整うまでの時間というのは絶対に必要な時間。
それぞれの機が熟すのを時間が待っている。
何にせよ、空気をイメージ出来る事は実現出来る事が多い気がする。
私の経験からは。
それでまだ先の話だけど、「詩と朗読のなあやさん」、「帽子と写真の私」で新しい事をやります。今からとても楽しみです。
ずっと私はひとりで物事を計画したり、個展をして来たけど、最近は誰かと何かをやる事にすごく広がりを感じる。
お互いの好きなところや、「波長」としか言いようが無いんだけどぴったりと合う時があって、津波のように波が大きくなる感じを体が感じている。
これは良い地殻変動みたい。土を耕すとおいしい野菜が出来るように。
なあやさんと話をしていると、全然関係のないところでお互いが繋がっている事を非常に良く感じる。でもそれってめったに無い事なのに、つながりが連発し過ぎ!楽しい。
広がっているのに輪っかになっていて、その輪の円周は今や相当に大きい物になっている。
今日は元カロカロスタッフでラマコーヒーよしくんの奥さん、千秋ちゃんとも楽しい時を過ごした。ここにだって大きなつながりがある。
そしてなあやさんところのカエデちゃんと、千秋ちゃんところのキュウちゃんが言葉を発しないのに見つめあってコミニュケーションをとっている事に感動した。
赤ちゃんこそ、きっと波動で物事をとらえているのかも。
お母さん二人の興味深い話を聞いて、さらに納得がいった。
でも大人になった私たちは、もしかしたら波動でコミニュケーションする力をまだ失っていないかもね。
時々私もその仲間に入れてもらって見つめ合っているだけで、じわじわと透明な空気が伝わってくる。無条件にパワー充填。
これから楽しいイベントが進んで行きます。
お楽しみに!
天パー組合
- 2009年7月 8日 01:41
- 日々のこと。
父の事を書いたので、今度は母の事を。
これは「天然パーマ組合」の略です。
母は天パーです。そして私も引き継いで天パーです。
今のような梅雨時、天パーにとってかなり広がる時期ですね。きてますねー。
私の天パーはいつにも増してウネウネ、くるくるしています。
天パーの皆さんは経験があるかもしれませんが、小さい頃はそれによっていじめられたり、からかわれたりしましたよね。
一時期は私もストレートパーマをかけたりしましたが、かけて2日後には生え際が巻いて来て全く意味をなさないのです。
でもそんな事は憂うなかれ。
最近は、やはり髪の毛は生えてる自然が一番良いと思っています。
きっとそれがその人の個性の一部だと思うからです。
私の母はkalokaloのみどりさんいわく、「天パー組合」理事長です。
ハンパじゃない天パーで、どちらかというと「天然アフロ」の天アフです。
お風呂上がりはサイババ状になっていて、それはそれは素晴らしいです。
きっと彼女の祖先は南国系だなー。サモア人とか、南米系も入ってる。
性格もとにかく我が道を行くタイプで、はっきりしつつ働き者です。
のんきでもあります。南国に行った時の空気感を個人から醸し出しているのがすごい。
母は週に一度しかお休みが無いのに、その日も畑やら大工仕事やら植木の剪定やらで忙しく動き回っているのです。いつも男気のある母には圧倒されます。
この人が言う「大丈夫!大丈夫!」には説得力があり、とても心強い。
まだ昔、女性がバリバリ働くのが成されていなかった当初から母はガンガン働いていました。私は一人っ子で、そんな母を理解できずにいた事もありましたが、本当にかっこいい女性です。
誰にとっても母は偉大なように、私を育ててくれた母を本当に尊敬しています。
小さい頃に「誰々ちゃんはこうなんだよー。」って言うと「自分は自分、人は人!」と強く一蹴されていたけど、本当に今はこの教えが正しかったと分かる。
母はいつも自分の判断基準を持っていたからこんなにも強いのだなー。
いつも一生懸命に今を生きている母のようになりたいけど、ハードルは相当高いです。
最近は天パー組合理事長の母とArkに髪を切りに行きました。
そしたら担当の石黒さんがたまたまKikaで買って頂いた帽子を素敵にかぶりこなしてくれていました。
嬉しい!
私の前髪もかなり短くしてもらってクレラップの子みたいになって、カーラーで巻いたようになっていますがいい具合です。石黒さんの今回のテーマは「リズム」だそうです。
確かにかなり弾んでいます♪
天パー組合は自己申告でok!
茅ヶ崎cross road コージさんも部長ぐらいでしょうかねー。
ありのままが一番。
天然パーマに誇りを持って行きましょう!
父の背中
- 2009年7月 4日 01:51
- 日々のこと。
父とは時々会ってお酒を飲んだり、時々出かけたりしている。
先日は私がペーパードライバーなので教官をつとめてもらった。
かなり厳しくて、褒められて育つタイプの私はちょっとへこたれた...。
私がまだ高校生の頃、父はいきなり会社を辞めて旅人になった。
その当時、サラリーマンで重役にいたのに辞めてしまった。
約一年分の私の為の養育費をおさめて、長い間きっと、父の夢だった世界の旅へ。
当時父は40代前半。
私にとってそれは衝撃的だった。でも行ってしまえばそれも自然の流れになってしまって、高校生の私は自分の生活の方に重きを置いて、「父の生活は父の生活だ」と、若さ故の柔軟性で日々にとけ込んでしまった。時々父からのたよりが届いて世界の空気を想像していた。私は私で身の回りの事がずっと大事になっていた。
父が一年くらいの旅から帰って来たら、頭は真っ白な白髪になっていて浦島太郎みたいでびっくりしてしまった。
高校生の私は、サラリーマンだった父が毛染めをしていた事に気がつかなかった。
しかし帰って来た父はなんだかすっきりした様子で、夢を達成した人独特の空気をまとっていたような気がする。
まだ幼かった私は、そんな父を「変な人だなー」って思う半面、何か嬉しかった。
「いくつになってもやりたい事はやるんだよ。」と体で表現している、父が。
父は今でも毎日サーフィンをしたりしていて、楽しく暮らしている。
老後にバリ島隣のロンボクに住む計画が進行しているらしいので、早くそっちに行ってくれないかと私は思う。
だって私も遊びに行けるからね!
そして高校時代から十数年後、私は今もその空気を継いでいるんだな...。
血は争えないね。
旅のはなし
- 2009年7月 3日 01:41
- 旅日記。
いつの頃からか分からないけど、ゆっくりと旅をしながら写真を撮る事が夢だった。
その夢を実現出来たのが28歳くらいのとき。
この時の旅は今の自分の判断基準を決めているように思う。
ひとりでの旅だったので、無謀ながらも全てを受け入れて、みぎひだりを決断する力を得たような気がする。
一人旅の最初の地に選んだのがペルー。
今考えてもかなりハードな場所を選んだものだ。
でもその時は絶対にそこだったのだよなー。
その旅はその後7ヶ月に渡った。
確か28歳のときに29歳の誕生日までには夢を実現するぞ!
と思ってそれまでの生活を暮らしていたように思う。実際29歳の誕生日を南米で迎えたとき、ちょうどカーニバルのシーズンで皆がお祝いしてくれたのは本当に涙が出た。
地球の裏側の見ず知らずの人々が踊って、演奏して、抱き合って、たくさんのキスをしてくれる事は私にとって新たに「産まれた!」って感じの初めての祝福だったように思う。
これには沢木耕太郎さん「深夜特急」の影響は強いかも。沢木さんは確か26歳位に長い旅に出ていて、あの本をその後時間を空けて書いている。
それにしても当時はまだ世界は今のように近く無かったから、本当にすごいと思う。
私が25歳くらいのときにはやっぱり「深夜特急」がかなりのプレッシャーになっていた。「私はまだ何もしていない...」って。
私の旅は20代の後半にはなっていたけれど、自分のやりたい事をそのときに出来た時が私自身のタイミングだったのだと思う。
それまでもお金を貯める為だけには生活をしたくないので、やっぱり好きな仕事しかしなかった。「だから旅に出る為に働く」という感覚ではな無くて、「全力で取り組んでいたら旅に出る気力も体力もついた(資金も貯まった)」っていう感じ。何にせよ中途半端はつまらないと思う。惰性とかは妥協はなんか嫌だ。
でもやっぱりそういう気持ちを持ち続けていると、たくさんの人が応援してくれる事がとてもありがたく、心おきなく旅立てたのが今でも大事な記憶として残っている。
そしてその旅を終えた後に初めての個展をAtelier Kikaで開催した。
今も、これからも、そういう人たちの温かい気持ちは大切にして行きたいと思うし
積み重ねて来た時間や、想いや、出会いが今の私の制作の根源になっています。
畑仕事
- 2009年7月 1日 15:55
- 日々のこと。
個展も終わって一段落。
編み編みをしていると他の事には全く手をつけられないので、今のうちに出来る事をしておこうと部屋の片付けをしたり、ゆっくり本を読んだりしている。
今は話題の村上春樹さんの1Q84を。まだ始めなんだけどすでに引き込まれています。
それから今日は借りている畑を耕しに行った。黙々と耕して汗びっしょり。
猫のひたい程の小さな畑なんだけど、少しでも収穫があると感動する。
ずっと借りているんだけど、春からは個展の為に全く手をかけられずにいたのでベランダで育てていた苗を植え付けに行った。
イタリアに行ったときにいろいろな種を購入してはいたのだけど、忘れていてやっとこの春に撒いてみたら芽を出したので良かった!
イタリアのほおずきで食べられるみたい。あと知らないバジルも植えてみた。バジルは強いから平気だと思うけど、本当に日本の環境で育ってくれるのかはよく分からないのでちょっと観察してみようと思う。